こんにちは。Naokuroです。
今回は、「基本セット2021」に収録されている『赤』のカードについてレビューします。
私個人の前評価かつ、プレリ含めたリミテッド寄りの評価内容となります。
コモン
骨穴の粗暴者
6マナ4/5クリーチャーで、基本セット2021唯一の威迫持ちです。
他のクリーチャーを一時的に+4/+0できるため、トランプル持ちクリーチャーを強化し、ライフを詰め切る動きができそうです。
燃えさかる炎
赤白で横並び、緑赤でトランプル持ちの盤面を形成した上で使うと強そうです。
チャンドラのマグムット
2マナ2/2と標準的なステータスを備えつつ、プレイヤーかプレインズウォーカーへの1点火力も備えている優秀なクリーチャーです。
盤面が膠着していたとしても、1点火力として相手のライフを少しずつ削ることができます。
また、非戦闘ダメージのため《チャンドラの紅蓮獣》の能力を誘発することも可能ですよ。
破壊的細工
地上が膠着している場合にブロックをこじ開けることが可能なカードです。地上戦であれば最後の決め手になり得ると思います。
オマケとしてアーティファクトを破壊する能力もあります。
いまのところリミテッド環境で使用した/された経験がありません。。
突破
1マナと軽量ながら自クリーチャー全体にトランプルを付与できる強力なカードで、キャントリップの方を主体的に使う運用もアリです。
以下のカードとのシナジーも強力!!
- 《呪文喰いの奇魔》
- 《動態の占い師》
- 《実験的過負荷》
噛み傷への興奮
1マナ+2/+2と強力な強化カードです。
ただし、ブロッカーとして使用できなくなる点に注意してください。
トランプル持ちを強化して殴り続ける使い方が良いでしょう。
ゴブリンの魔術
4マナで1/1果敢トークンを2体生成します。果敢を持っているため、青赤スペルデッキで採用すると非常に強力!!
アタッカーとしてもブロッカーとしても柔軟に使えて、私の中での評価が上がりました。
1/1と甘くみるなかれ、果敢の能力で2/2、3/3のサイズ×2体は容易に実現できますよ。
ゴブリンの付け火屋
1マナ1/1と標準的なステータスながら、死亡時に1点火力を飛ばせます。
基本セット2021ではコモン・アンコモンのクリーチャーの内、約20%がタフ1のため充分に活躍できるでしょう。
引きずり鬼
黒赤デッキで強そうな1枚です。
2マナ2/1のステータスなものの、他のクリーチャーを生け贄に捧げることで+1/+1カウンターを置くことが可能です。よくあるターン終了時まで+1/+1ではなく、カウンターを置くなので非常に強力です。
トランプルも付いているため、突然強力なアタッカーに変貌できるでしょう。
オナッケのオーガ
パワー4参照シナジーを求める場合は、積極的に採用するとよいでしょう。緑赤で特に強く使えるカードです。
タフネス2と除去されやすい点に注意が必要なものの、アタックが4あるため相打ちであれば大抵のクリーチャーを止められます。
炎血の野犬
2マナ1/2と弱めのステータスですが、マナさえあれば巨大クリーチャーも相打ちにできます。
序盤はともかく、終盤になればなるほどマナが余りますので、相手は攻撃を通しづらくなるでしょう。
燃え投げの小悪魔
《ゴブリンの付け火屋》の兄貴分的なカードですね。
死亡時の火力3点は、コモン・アンコモンの約8割のクリーチャーを除去することが可能です。
相手はこのクリーチャーを倒したくないため、アタックおよびブロックに関してかなりの制限を受けるでしょう。
ショック
こちらは説明不要ですね。
1マナ2点火力の万能除去カードです。
焦熱の竜火
2マナ3点火力かつ、死亡する場合は追放可能な強力除去カードです。
今回の最強火力呪文と言ってもよいでしょう。3点火力はほとんどのクリーチャーを除去可能です。
プレイヤーにダメージを与えられない点をお忘れなく。
呪文喰いの奇魔
『灯争対戦』のリミテッドで多用したカードです。青赤スペル参照で大活躍します。
ただし、バウンスには注意してください。せっかく積んでいた+1/+1トークンが全て跡形も無く消え去ります。
確実な一撃
2マナ+3/+0かつ先制攻撃を付与できるため、ほとんどの場合において相手のクリーチャーを一方的に倒せる強力なコンバットトリックです。
胸躍る可能性
墓地肥やしとしても使用可能なドローカードです。
マナフラ気味の場合に、不要な土地カードを捨てて有効カードを探す・・・という使い方も強力です。
呪文参照やドロー参照のシナジーも狙えます。
金屑化
5マナ5点火力の除去カードです。ソーサリーという点とクリーチャーのみを対象にできる点をお忘れなく。
5点火力は、コモン・アンコモンクリーチャーの内、約9割を除去できます。
またオマケとして装備品も一緒に破壊してくれます。
ダブルシンボルかつソーサリーのため、今回の火力呪文の中では使いづらい部類に入ります。
砲塔のオーガ
パワー4参照で相手のライフを2点削れるクリーチャーカードです。クリーチャーにもダメージを与えられれば・・・。
アンコモン
戦装飾のシャーマン
自ターンの戦闘開始時になるたび、クリーチャー1体を強化(+2/+0)できる能力を持っています。
サイズが小さいクリーチャーでもアタッカーとして活用できるため、攻めの盤面では非常に有効です。
トランプル持ちのクリーチャーを強化するとよいでしょう。
雷光の猟犬
3マナ2/2速攻という優秀なステータスを持ちながら、自身が攻撃するたびに自分の全クリーチャーを+1/+0強化できる強力なクリーチャーです。
構築でも赤単で採用する/される可能性があるでしょう。
1ターン目、2ターン目とクリーチャーを展開し、3ターン目に《雷光の猟犬》を出してフルアタックする動きは殺意が高そうです。
チャンドラの紅蓮獣
火力呪文やクリーチャー能力で相手にダメージを与えると、一気に強力アタッカーに変貌する狂犬です。
《チャンドラのマグムット》と組み合わせるだけでも、毎ターン2/3二段攻撃クリーチャーになれます。
猛然たる顕現
パワー4参照のため使用できる条件が厳しいものの、手札を擬似的・一時的に1枚増やすことが可能です。
騒乱の道化
《波乱の悪魔》の下位互換カードです。
5/5という高いステータスを持っていますが5マナと少し重たいカードです。
相手のパーマネント生け贄は誘発せず、自分のパーマネントという細かな条件があります。
ヘルカイトの懲罰者
7マナ6/6飛行というフィニッシャー級のクリーチャーです。
また、マナがある限り、自身のパワーも一時的に強化できます。
心火の供犠者
2マナ2/2というスタータスを持ちながら、果敢能力も付いています。
また、自身を生け贄に捧げることで、クリーチャーかプレインズウォーカーへの火力ダメージ能力を起動できます。果敢後に使用すると、大半のクリーチャーを除去できるでしょう。
動態の占い師
墓地のスペル参照によってパワーが強化される優秀なカードです。地味にトランプルも付いているため、呪文多めのデッキにして、一気に相手のライフを詰め切る使い方が可能です。
戦場に出たときのみですが、ルータとしての能力も発動でき、有効カードを探す動きも強力
廃れた高地の聖域
中盤〜終盤にかけて、不要な土地カードを1点(他の祭殿がなければ)火力に変換できるカードです。
祭殿が2種類あれば2点火力、3種類あれば3点火力とダメージが増加していきます。
リミテッドでは多くても2枚の採用が限界となるでしょう。
魂焦がし
3マナ5点火力という破格の強さのカードです。
また、破壊不能能力も打ち破ります。
裏切りの強欲
一時的ではあるものの、相手の盤面から1体除去した上で、こちらのアタッカーとしてのクロックを増やす動きが可能です。
相手の計算外の動きとなりやすいので、詰めの1枚に是非。地味に好きな色のマナ2点が生成されることもお忘れなく。
黒赤でサクリ台があれば、確定除去も可能です。
憤激解放
2マナの軽量コストかつ、インスタントという使いやすいコンバットトリックカードです。中型〜大型のトランプルクリーチャーに使用すると一気に勝負を決められるでしょう。
溶岩噴火
Xマナ分のダメージを与える火力呪文です。
相手の大型クリーチャー向けに使う場面が多いでしょう。
レア
無作法な挑発者
5マナと重たいコストですが、リミテッドでは大暴れするでしょう。
まず破壊不能があるため除去しづらく、おまけにダメージを受ける度に相手のライフに同じダメージを与える悪な能力が付いています。
相手がアタックおよびブロックしなかったとしても、自発的に格闘を仕掛けることも可能です。
チャンドラの焼却者
火力や能力を含め、相手に戦闘以外のダメージを与えると召喚コストをダメージ分減らすことが可能な強力クリーチャーです。
ステータスも6/6トランプルとそもそも強いカードです。
おまけに相手への戦闘以外のダメージを与えると、同じダメージを他のクリーチャーやプレインズウォーカーにも与えることが可能という能力付き。盤面を一気に制圧できるでしょう。
人目を引く詮索者
リミテッドではゴブリンカードが少なく、活躍できないと予想します。
ダブルシンボルの2マナのため、2マナ枠の2/2クリーチャーとしての採用は控えた方が良いと判断します。
構築では下環境のゴブリンデッキに採用されるでしょう。
複視
呪文をコピーできる強力なカードです。
最初の呪文のみという制限はあるものの、火力などの呪文コピーは強力です。
ルーツリーかわいそう・・・。
冠滅ぼしのガドラク
3マナ5/4飛行という破格の強さのクリーチャーです。
アタックの制限条件として、アーティファクトを4つ異常コントロールしている必要があります。ただし、相手または自分のクリーチャーの死亡数に応じて宝物トークンを生み出せるため、条件を容易に達成できます。
タルジーディの隊商、スビラ
3マナ2/3速攻と充分なステータスを持ちながら、アンブロッカブルの付与と、手札補充の能力を持っている優秀なクリーチャーです。
「手札を捨てる」という起動コストは、手札が0枚でも起動できる点を覚えておいて下さい。
リミテッドにおいても、小型クリーチャーでチクチクダメージを与えながら終盤のリソース回復で活躍できるでしょう。
構築では赤単に採用する/されるカードとなるでしょう。
異形化
リミテッドではガチャ要素が高く、安定しないと思いますが、構築ではデッキの構成によって狙ったカードを出せます。
構築でも活躍しそうな1枚です。
一斉噴火
自分のコントロールしているクリーチャーのパワーの合計数分、コストを下げることが可能な火力呪文です。
最大で10マナ減らせるため、なんと2マナで唱えることも可能です。
2体(クリーチャーかプレインズウォーカー)にそれぞれ6点火力を与えるというパワフルな火力となっています。
神話レア
炎の心、チャンドラ
+1の2点火力だけで充分強力過ぎますよね。
+1のもう一つの能力も強いですが、リミテッドではライブラリーアウトに注意してください。
焦熱の解放
置けたらGood Gameとなるのでは・・・?
戦闘含めたダメージが全て3倍になります。。
エンチャントを割るカードも頭に入れておきましょう。
峰の恐怖
こちらも除去できないと一気に盤面を制圧されGood Gameとなるでしょう。。
5マナ5/4飛行だけでも強力ですが、他のクリーチャーが戦場に出るたび、そのクリーチャーのパワーに等しい火力ダメージをプレイヤー含めて飛ばせるなんて・・・
まとめ
基本セット2021の「赤」のカードについてレビューしました。
コモン・アンコモン主体で見ていましたが、赤は特に神話レア3枚のインパクトが強すぎました。リミテッドで赤の神話が引けることを願いましょう。
また、火力としての除去呪文も豊富で全体的な強さを感じました。
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