どうも、Naokuroです。
本記事の内容は、MTGの新セット「ストリクスヘイヴン:魔法学院」のカードレビュー結果です。
主にリミテッド視点(シールド・ドラフト)で評価した内容となります。
今回は「白カード編」です。
- 収録カード(白)を一通り確認できる!
- 弱いカード、強いカードを把握できる!(注:管理人視点)
なお、各カードの評価点数は以下の基準で付けています。
- 5点1枚でゲームに勝てるカード
いわゆるボムレアと呼ばれるカード
- 4点必ず採用したいカード
カードパワーが強く、積極的にデッキに採用・ピックしたいカード
- 3点平均的なパワーのカード
枠があれば採用したい平均的なカードパワーのカード
- 2点条件によって採用したいカード
お互いのデッキや場面によって強い/弱いが大きく変化するカード
- 1点アンプレイアブルなカード
カードパワーが低すぎてどんな場合でも採用したくないカード
本記事に掲載しているカード情報は、以下の公式カードギャラリーの情報を基にしています。
- 一部カードの評価更新(2021.04.17)
- カードタイプ&レアリティ別分布の表を更新(2021.04.04)
- 2枚のカード情報を追加→全カード情報(2021.04.04)
- 5枚のカード情報を追加(2021.04.03)
- 3枚のカード情報を追加(2021.04.02)
- 4枚のカード情報を追加(2021.04.01)
- カード情報を追加(2021.03.31)
- ストリクスヘイヴンの新メカニズム
- カードタイプ×レアリティ別分布
- 007《謹慎補講》
- 008《老いざる守護者》
- 009《輝く抵抗》
- 010《賢い光術師》
- 011《戦闘学の教授》
- 012《学舎防衛》
- 013《居残りの渦》
- 014《壊滅の熟達》
- 015《決闘の指導者》
- 016《熱心な一年生》
- 017《精鋭呪文縛り》
- 018《除名》
- 019《導きの声》
- 020《レオニンの光写し》
- 021《学生の代言者、マビンダ》
- 022《星霜の巡礼者》
- 023《柱落としの救助者》
- 024《象徴学の教授》
- 025《記憶留出法》
- 026《秘密のランデブー》
- 027《学期の終わり》
- 028《自身の誇示》
- 029《戦闘講習》
- 030《優秀な学徒》
- 031《石縛りの使い魔》
- 032《石昇りのスピリット》
- 033《厳しい試験官》
- 034《休憩時間》
- 035《轟く語り部》
- まとめ
ストリクスヘイヴンの新メカニズム
「ストリクスヘイヴン:魔法学院」には以下4つの新メカニズムが収録されています。
- 履修
- 講義
- 魔技
- 護法
カードの内容を確認する前に、これら4つの新メカニズムのポイントを把握しておきましょう。既に把握済みの方は読み飛ばしてください。
カードタイプ×レアリティ別分布
カードタイプ×レアリティ別のカード枚数を以下の表に記載します。
レアリティ表記:C(コモン)、U(アンコモン)、R(レア)、M(神話レア)
カード タイプ | C | U | R | M | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
クリーチャー | 7 | 5 | 3 | 1 | 16 |
エンチャント | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 |
アーティファクト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
インスタント | 4 | 1 | 1 | 0 | 6 |
ソーサリー | 1 | 2 | 2 | 0 | 5 |
プレインズウォーカー | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
合計 | 12 | 9 | 7 | 1 | 29 |
007《謹慎補講》
評価点数:
- 一時的に相手の行動を制限できるカード
- レアカードだが、リミテッドでは強く使える場面が思い浮かばない
008《老いざる守護者》
評価点数:
- タフネス4を持ち、序盤のブロッカーとしては優秀なクリーチャー
- スピリットシナジーあり
009《輝く抵抗》
評価点数:
- 相手の除去などからクリーチャーを守ったり、強化(+2/+2)によるコンバットトリックとして使えるインスタントスペル
010《賢い光術師》
評価点数:
- 1マナ 0/1と素の状態では役に立たないクリーチャー
- 魔技によって一時的な強化(+2/+2)が可能
- アグロで除去やコンバットトリック(軽め)と組み合わせて一気に畳みかける or スペルカードを多数確保(再利用含めて)できている前提であれば強力なクリーチャー
- 例:《熱心な研究》と組み合わせると5/4トランプルになる
- ドーピング(スペルカード)できないと役立たずとなる点に注意
- ポテンシャルとしては高く評価点数を上げたいが、無作為にデッキに採用しても強く使えないので点数を低めにしている
011《戦闘学の教授》
評価点数:
- 4マナ 2/3 飛行クリーチャー
- 自ターンの戦闘開始時に任意のクリーチャーを+1/+0、警戒を付与可能
- 自分にも付与可能なので、実質3/3飛行&警戒という強力なクリーチャー
012《学舎防衛》
評価点数:
- 通常1枚ずつのスペルカードが合体
- 全体強化(通称:バーラン)
- 除去(パワー4以上の条件付き)
- パワー4以上の除去は手札で腐る場面もあるので、通常は採用しづらいが別用途もあり少し使いやすくなった
013《居残りの渦》
評価点数:
- 1マナで相手のパーマネントを疑似的に除去可能なカード
- ただし3マナで相手によって割ることが可能なため時間稼ぎにしかならない
014《壊滅の熟達》
評価点数:
- 6マナ(白4マナ)と色拘束を含めて重たいコストだが、土地以外のパーマネントを全て破壊できる全除去カード
- 4マナにコスト軽減可能だが、相手のパーマネント2つに逃げられてしまうので、可能な限り6マナで打つことになるだろう
015《決闘の指導者》
評価点数:
- +1/+1カウンターが置かれているクリーチャーの全体強化が可能
- +1/+1カウンターを置ける他カードと組み合わせたい
- 自身でも+1/+1カウンターを置けるので、単体を強化し続けるだけでも十分強力
- マナフラ受けとしても最適
016《熱心な一年生》
評価点数:
- 2マナ 2/2と安定のスペックながら「魔技」で+1/+0可能なクリーチャー
- 除去スペルを打ちながらクロックを上げられる(先攻、アグロ系のアーキタイプ)
017《精鋭呪文縛り》
評価点数:
- 3マナ 3/1飛行持ちという十分なステータスを持つクリーチャー
- 相手の手札1枚にコスト負荷を与えて唱えるまでの時間稼ぎも可能
018《除名》
評価点数:
- タップ状態のクリーチャー限定の追放除去
- こちらが攻めているときには使いづらかったり、システムクリーチャーを除去できなかったりと手が届かない場面も多い
- 個人的には除去カードが入っていなかった、ピックできなかったという非常事態に採用するカードと判断している
- 本セットは2色+タッチ、3色デッキが気軽に組めそうなので、他の色の除去を探した方がよいはず
- 追放シナジーのカードもあるので、積極的に採用できるかもしれない
019《導きの声》
評価点数:
- ソーサリーなのでバットリとしては使用不可
- カード単体としてのパワーは1マナ相応
- 1マナで+1/+1カウンターを乗せつつ、1ドロー(講義) or ルーティングとしてみると評価UP
020《レオニンの光写し》
評価点数:
- 魔技で全体強化が可能なクリーチャー
- アグロやトークンなどを横並べしていくデッキで強い
- 先攻2ターン目に唱え、スペルで相手のクリーチャーを除去しながら自軍を強化して殴っていけばGood Game!
021《学生の代言者、マビンダ》
評価点数:
- 3マナ 2/3 飛行クリーチャーだけで十分強い
- 墓地からスペルを再利用できる起動型能力を持つ
- ただし、自分のクリーチャーを対象としない場合は⑧コスト重たくなる(基本打てない)
- バットリや全体強化、+1/+1カウンターを置けるスペルなどを使い回してアドバンテージを稼ごう
- 魔技を誘発させるための弾丸が増える
022《星霜の巡礼者》
評価点数:
- 3マナ 2/1とステータスが弱いクリーチャー
- スピリットシナジーあり
- ETB能力で基本平地カードをサーチして手札に加えられる(デッキ圧縮、土地事故軽減)
- 更に墓地から⑥マナで回収することができ、何度も使い回せる点が優秀
023《柱落としの救助者》
評価点数:
- 5マナ 2/2 飛行持ちと回避能力はうれしいがコスト的には力不足
- ETB能力でマナ総量が3以下のクリーチャーを墓地から回収できる
- カード・アドバンテージを得ることはできるが、5マナの動きとしては盤面への影響力が弱い点に注意
024《象徴学の教授》
評価点数:
- 2マナ 1/2ではなく2/1という点がうれしい
- 「履修」によって手札を減らさずにクリーチャーを展開できる
025《記憶留出法》
評価点数:
- 土地以外のパーマネントを追放できる強力な除去カードだが、代わりに3/2スピリットが1体生成されてしまう
- 飛行を持っていないスピリットなので、3/2が脅威とならないのであれば使用可能
- スピリットシナジーを狙って自身の不要なトークンやクリーチャーに使用するのもアリ
- デメリットがあるので積極的には使用できない・・・で通常は終わりだが、今回は講義・カードとなっているので、サイドで冬眠してもらって緊急事態に叩き起こすせばよい
026《秘密のランデブー》
評価点数:
- 3マナ 3ドローのドローカード
- ただし相手も3ドローなので、基本使いたくない寄り(自分は1枚手札を使用している)
027《学期の終わり》
評価点数:
- 自分のクリーチャーやプレインズウォーカーを複数追放し、強化された状態で盤面に戻すことができる強力なスペル
- +1/+1カウンターシナジーあり
- ETB能力の再利用も可
- 相手のアタックを受け流しつつ、そのまま強化してETBも再利用とシナジーを生みやすい
028《自身の誇示》
評価点数:
- 「ストーム」というメカニズムの劣化版の効果を持つスペル
- 自分が唱えたインスタント・ソーサリーの呪文の数、《自身の誇示》をコピーする
- 普通に使うと1~2つコピーできる程度の予想
- 本セットのカード・プール全体でシナジーのあるカードが多い場合は評価UP
029《戦闘講習》
評価点数:
- 履修によって手札を減らさずに置けるエンチャント
- 攻撃するたび、攻撃クリーチャー1体ではあるが強化(+1/+1カウンター)+アンタップ(疑似的な警戒)できる
- 攻められる状況であれば追加の一押しとなるカード、特に飛行などの回避能力持ちのクリーチャーがいると強力
- 攻められない状況だと役に立たないので注意
030《優秀な学徒》
評価点数:
- 1マナ 1/1(+1/+1カウンター)クリーチャー
- アグロや+1/+1カウンターシナジーを狙うアーキタイプで強そうな印象
- +1カウンターの継承システムあり
031《石縛りの使い魔》
評価点数:
- 1マナ 1/1と標準ステータス
- スピリットシナジーあり
- 自分のターンごとに追放領域にカードを置くと+1/+1カウンターを置ける(1ターン1回のみ)
- 序盤に展開できれば、少しずつサイズアップを狙える
- 追放領域に置かれるカードは自他指定なしなので、相手のカードでも良い
- 追放領域に置くカードの枚数・強さに応じて本カードの評価も変わる
- 現時点は中立評価
032《石昇りのスピリット》
評価点数:
- 2マナ 1/2 飛行持ちのクリーチャー、相手のクリーチャー次第で序盤からライフを詰められる
- スピリットシナジーあり
- 墓地のカードを追放することでクリーチャー1体に飛行を付与できるので、中盤以降はサポート要員としての役割も持てる
033《厳しい試験官》
評価点数:
- 対ETB能力を持つスピリットクリーチャー、地味に飛行が付いている点も○
- 対ETB能力は自分のパーマネントも対象となる点に注意(ETB能力を多数持っている場合は本カードを採用しづらい)
- 誘発能力を意図的に打ち消すことができるので、デメリットとなるETB能力を無効化することにも使用できる(リミテッドというよりも構築視点)
034《休憩時間》
評価点数:
- 白黒アグロデッキなどで有効、たった2マナで相手のブロッカーをどかせることが可能
- テンポ・アドバンテージの鬼
035《轟く語り部》
評価点数:
- 2マナ 2/2 警戒持ちと十分なステータス
- 他の常盤木能力(飛行など)を持つクリーチャーがいる場合、攻撃~ターン終了までではあるが同じ能力を持てるという驚異の能力
- +1/+1カウンターなどで単体強化すると手に負えなくなる
- 良い相棒(イコリアのそれではない)を探すのが楽しそう
まとめ
「ストリクスヘイヴン:魔法学院」のカードレビュー”白カード編”の内容を紹介しました。
他のカードレビュー記事もありますので、よろしければ読んでみてください。
本記事の内容が少しでも皆さんのお役に立てたのであれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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