どうも。Naokuroです。
カルドハイムのカード(黒)に関するレビュー記事です。
リミテッド(シールド、ドラフト)視点でのカード評価のため、カルドハイムのメインセットに収録されているカードのみを対象としています。
本記事のポイント
- カルドハイム(メインセット)のすべての黒カードを把握できる
- 079《雪上の血痕》
- 080《血空の狂戦士》
- 081《燃えルーンの悪魔》
- 082《激しい恐怖》
- 083《死の鐘音の狂戦士》
- 084《悪魔の贈り物》
- 085《根気強い探求》
- 086《ドローガーの屍術師》
- 087《ドローガーの徴募兵》
- 088《ドローガーの兜》
- 089《戦慄の乗り手》
- 090《夢貪り》
- 091《薄暮振るい》
- 092《死の神、イーガン》《死の玉座》
- 093《古牙の信奉者》
- 094《撲滅する戦乙女》
- 095《大蛇の餌》
- 096《残忍なドローガー》
- 097《霰嵐の戦乙女》
- 098《憑依の航海》
- 099《冥府のペット》
- 100《棄てられた地の伯爵》
- 101《カーフェルの犬舎主》
- 102《コーマの信者》
- 103《杯に毒》
- 104《死霊堤の司祭》
- 105《ドローガーの再生》
- 106《潮による復活》
- 107《マーンの戦慄の隆盛》
- 108《厄害のルーン》
- 109《スケムファーの報復者》
- 110《スケムファーの影賢者》
- 111《頭蓋の奇襲》
- 112《恐怖の神、ターグリッド》《ターグリッドのランタン》
- 113《ターグリッドの影》
- 114《嘘の神、ヴァルキー》《星界の騙し屋、ティボルト》
- 115《血空の主君、ヴェラゴス》
- 116《復讐に燃えた死神》
- 117《村の儀式》
- 118《沈下》
- 119《枯れ冠》
- まとめ
079《雪上の血痕》
評価ポイント
- 黒の全体除去
- すべてのクリーチャー or すべてのプレインズウォーカーを場面に応じて使い分けることが可能
- 同時にリアニメイトも可能(最大6マナ以下)
- リミテッドでは氷雪マナの確保が課題
080《血空の狂戦士》
評価ポイント
- リミテッドでは、2マナ 1/1だと序盤~中盤全く役に立たない
- 何度も誘発させられれば強力だが、2つ目の呪文を唱えられるのは中盤以降となり、かつ何度も誘発させることが難しい想定
081《燃えルーンの悪魔》
評価ポイント
- 6マナ 6/6飛行持ちの強力なクリーチャー
- 場に出た際に、ライブラリーから異なる2枚のカードを探し、相手が選んだ方を手札に加えることが可能(相手の脅威となるカードを2枚選ぼう)
- 基本的にどちらを選ばれようがアドバンテージを獲得できる
- 黒のカラーリング上、墓地に置かれた場合もリアニメイトを狙える
082《激しい恐怖》
評価ポイント
- 構築での黒の全体除去として優秀なカード、リミテッドでは自分と相手のクリーチャータイプに依存してしまうため、強く使える場合とそうでない場合とムラがあるだろう
083《死の鐘音の狂戦士》
評価ポイント
- 2マナ 2/2の能力持ちクリーチャー(低マナ域のクリーチャー枠としてはOK)
- +1カウンターなどでパワーを3以上にすると、死亡しても2/2トークンが再登場
084《悪魔の贈り物》
評価ポイント
- 2マナの軽量スペル、コンバットトリックやクリーチャーの防衛手段として使用する
- 破壊不能ではなく戦場に戻すなので、ETB能力も再度誘発させることができる
085《根気強い探求》
評価ポイント
- 置いておくだけで相手のライフを詰めることが可能なエンチャントカード
- ドレインという点も優秀、ライフゲインシナジーも狙える
- 時間は掛かるが、別な勝利手段を確保できる点がポイント
086《ドローガーの屍術師》
評価ポイント
- 4マナ 4/4クリーチャーの時点で文句なし(マナレシオ:1.0)
- 対戦相手のクリーチャー死亡=自分のリソースに変換可能
- こちらの除去カードの獲得アドバンテージが単純に増える
- 氷雪土地が数枚あれば相手クリーチャーを唱える際の色マナもカバー可能
087《ドローガーの徴募兵》
評価ポイント
- 誇示能力により墓地回収できる点は高評価
- ただし誇示能力の起動コストが重く、続けてクリーチャーを展開しづらいのが残念
088《ドローガーの兜》
評価ポイント
- +2/+2修正と威迫を持たせることが可能な装備品
- 5マナで唱えれば、2/2ゾンビに付けた状態で場に出せる(4/4威迫)
- 装備コストが4マナと重たいため、序盤で場に出す・・・ということが難しく、実質5マナで唱える場合が多いはず
089《戦慄の乗り手》
評価ポイント
- 6マナ 3/7というタフネスに偏ったステータス(攻めは不得意だが、守りは得意)
- 守りを固めた上で、相手のターンエンド時に能力起動し、ライフを詰める動きが強そう
- リミテッド&黒のカラーリング的に墓地のエサには困らないはず
090《夢貪り》
評価ポイント
- 土地以外のカードすべてに予顕を持たせることができる特殊なクリーチャー
- 自身の能力を含めて予顕誘発用の弾丸を増やせる
- 予顕で追放したカードは、夢貪りが場にあるか関係なく予顕コストで唱えることが可能(唱えられるタイミングは予顕のルールに従う)
091《薄暮振るい》
評価ポイント
- 誇示能力自体は強いが、本体のステータスが1/2のため何度もアタックを仕掛けることが難しい
- 余程のシナジーが無い限りは採用しない
092《死の神、イーガン》《死の玉座》
評価ポイント
- 表面が3マナ 6/6(マナレシオが驚異の2.0)接死持ちの化け物クリーチャー
- 維持コストとして毎ターン、墓地のカードを2枚追放する必要あり
- 裏面は1マナの毎ターン切削(墓地肥やし)可能なアーティファクト
- さらに墓地のクリーチャーカードを1枚追放すると1ドローに変換可能
- リミテッドでは裏面での運用が実用的か、もちろん維持コストを払える場合は積極的に表面で使う
093《古牙の信奉者》
評価ポイント
- 2マナ 1/1ステータス、ディスカード付きなので最低限の1:1交換が可能なものの、盤面上では活躍する機会が無さそう(チャンプブロッカー程度)
- エルフシナジーなどのアーキタイプがあれば採用しやすいかもしれない
094《撲滅する戦乙女》
評価ポイント
- 色々盛り沢山の能力を持つ優秀なフィニッシャー兼除去カード
- 4マナ 4/3という高ステータスに加えて、飛行、絆魂、プレインズウォーカーからの呪禁を持つ
- リミテッドでは、プレインズウォーカーからの呪禁についてオマケ程度の印象
- 誇示の能力で、自分のクリーチャー1体を生贄に相手のクリーチャーまたはプレインズウォーカーを除去可能(相手が選ぶ)
- 飛行持ちのため、誇示能力も積極的に起動可能
095《大蛇の餌》
評価ポイント
- 黒ならではの確定除去カード、コモンかつ追放という点も優秀
- ダブルシンボルが難点だが、スペルのため問題なしと判断(4ターン目に必ず打ちたいわけではない)
- プレインズウォーカーは神話レアのため出会う機会が少ないものの、プレインズウォーカーを除去できる点もポイント
- 除去としてはトップクラスと判断している
096《残忍なドローガー》
評価ポイント
- 起動型能力にて+1/+0と威迫を付与可能(能力のコストに氷雪マナが必要な点に注意)
- 氷雪シナジーも狙えるコモンとしては優良クリーチャー
- 能力コストが2マナ必要なため、序盤~中盤に使用するとテンポ悪そう
097《霰嵐の戦乙女》
評価ポイント
- 4マナ 2/2とマナレシオ的にはステータスが低い
- 氷雪2マナにて自身を+2/+2することが可能な点を踏まえると十分な性能
- 飛行に加えて、トランプルのオマケ付き
- 起動コストが氷雪2マナのため、氷雪マナ源となるカードをどの位確保できるかがポイント(2マナ位は確保できる見込み)
- 氷雪マナがコストのため、マナフラ受けには使えなさそう
- タフ2のため、火力に弱そう
098《憑依の航海》
評価ポイント
- 指定したタイプのクリーチャーを2枚までリアニメイトできる強力なスペル
- 予顕する場合、2マナ+7マナ=合計9マナ必要となってしまうが、指定したタイプすべてのクリーチャーのリアニメイトに進化する
- 1枚で盤面をひっくり返せるポテンシャルあり、さすが神話レア
099《冥府のペット》
評価ポイント
- 2つ目の呪文が誘発しづらいという判断のため弱めの評価
100《棄てられた地の伯爵》
評価ポイント
- 瞬速で唱えることが可能な3/2クリーチャー
- 予顕していれば2マナとなるため構えやすい
- 相手のクリーチャーまたはプレインズウォーカーが1点でもダメージを受けていれば、除去カードとして使うことも可能
- 汎用性が高く、活躍できる場面が多い
101《カーフェルの犬舎主》
評価ポイント
- 場に出た時に2体まで「+1/+0」と「破壊不能」を付与可能
- 盤面的に優勢の場合は強く使えるが、不利な場面ではただの5マナ4/4となる
102《コーマの信者》
評価ポイント
- 3マナ 3/1と偏ったステータス、パワー1のクリーチャーで止まってしまうため積極的な攻めはできないが、序盤のブロッカーとしては優秀
- ライフゲインシナジーあり
- 切削によるライブラリーアウト、墓地肥やしがどの程度リミテッドで生かせるか
103《杯に毒》
評価ポイント
- 3マナの確定除去
- アンコモンなだけあり、予顕した場合に占術2のオマケ付き
104《死霊堤の司祭》
評価ポイント
- 2マナ 0/4と単体ではブロッカーでしか役に立たない
- 氷雪土地がある場合のみ、自身を生贄にクリーチャーを除去することができる
- リミテッドでは氷雪土地の採用枚数が少なくなるため、0枚や1枚のみ場に出ていることも多く除去が活躍できなさそう
- 2/2が良かった…
105《ドローガーの再生》
評価ポイント
- インスタントの墓地回収(クリーチャー)スペル
- 2マナと軽量なため、相手のターンで使用して自分のターンでマナをフルに使いたい
- クリーチャーのタイプが合えば2枚まで回収可能
106《潮による復活》
評価ポイント
- 5マナのリアニメイトスペル、予顕することで1マナ軽く唱えることができる
- エルフを戻した場合は追加トークンを生成可能だが、こだわる必要はないだろう(狙えたら狙うくらいで良さそう)
- 黒軸のアーキタイプでは1枚あると心強い
107《マーンの戦慄の隆盛》
評価ポイント
- ターン中に死亡したトークン以外のクリーチャーの数×2/2ゾンビトークンを生成可能
- 予顕コストが黒1マナとなるため構えやすい
- 対戦相手のクリーチャー死亡数も参照される点を忘れずに
- 全体除去(追放以外)への回答カード※構築
- リミテッドでは、3マナ2/2と割り切って採用し、あわよくば4/4(ゾンビ2体)以上のバリューが出せるとよい程度で考えよう
108《厄害のルーン》
評価ポイント
- 黒のルーンは「接死」
- 黒緑で活躍しそうな予感
109《スケムファーの報復者》
評価ポイント
- エルフ、狂戦士のクリーチャーの死亡参照にて、リソース回復が可能なクリーチャー
- 2マナ 3/1という偏ったステータスのため、基本アタックはせずにリソース回復要因としての運用となるだろう
- 誘発能力の際に自分のライフも減るため、ライフ管理に注意すること
110《スケムファーの影賢者》
評価ポイント
- 4マナ 2/5と高タフネスなクリーチャー、大抵のクリーチャーをキャッチ可能な守り要員
- 部族(多相も含め)参照による、本体火力 or ライフゲインが可能
- リミテッドでのフィニッシュ手段にもなり得る有用クリーチャー
111《頭蓋の奇襲》
評価ポイント
- 通常4マナ、予顕すると2マナで唱えられる手札破壊スペル
- 一般的なカードだと2枚捨てるで終わりのため、相手の手札が無い場合には腐ってしまう
- このカードの強いところは相手の手札枚数に関係なく強く使えるところ、相手の手札が1枚以下の場合はドローカードにも変化する
- 使ってみたい黒のコモンカードの一つ
112《恐怖の神、ターグリッド》《ターグリッドのランタン》
評価ポイント
- 表面は、5マナ 4/5 威迫という十分すぎる性能を持つクリーチャー
- リミテッドでは環境のメタ次第だが、サクリファイスを咎められる能力を持つ
- 手札破壊との相性も良い
- 裏面は、毎ターン相手のリソース(パーマネント or 手札 or ライフ)のいずれかを減らせる優秀なアーティファクト ※伝説は納得
- マナフラ受けも良く、マナがあるだけ同ターンの再利用が可能
- これ一枚で計り知れないアドバンテージ差を生み出せるため、個人的には裏面での使用を推奨する
113《ターグリッドの影》
評価ポイント
- 除去兼サクリファイススペル
- 5マナと重く、予顕による分割払いでも4マナ(合計6マナ)必要となる
- リミテッドではお互いに横に並ぶ盤面となりやすいため使い方が難しい
- インスタントというのが唯一の救いで、効果的なタイミングを見計らって唱えたい
114《嘘の神、ヴァルキー》《星界の騙し屋、ティボルト》
評価ポイント
- 表面は相手の手札公開&クリーチャーカード1枚を一時的にハンデス(追放)する能力
- また、追放したカードにコピーすることも可能(ただし完全なコピーなので、テキスト欄にある元々の能力も無くなる)
- 戦場に出ている状態でのコピーとなるのでETB能力は誘発しない
- 裏面はリソース確保および除去が可能なプレインズウォーカー、圧倒的なアドバンテージを獲得できる
- 追放したカードは、《星界の騙し屋、ティボルト》が場にいるかに関係なく唱えることが可能
- 別な《星界の騙し屋、ティボルト》は、カード名が同じであっても別オブジェクトとして管理されるので追放カードは共有されない。
115《血空の主君、ヴェラゴス》
評価ポイント
- 3マナ 2/3接死クリーチャー
- 誇示能力が強力で、今必要な最良カードをサーチできる
- 不利な盤面でも最低限接死により1対1交換しつつ、誇示能力を使用可能
116《復讐に燃えた死神》
評価ポイント
- 4マナ 2/3に「飛行」「接死」「速攻」能力を持つ驚異の高スペッククリーチャー
- 予顕することで最速3ターン目に展開可能
- 攻めも守りも役に立つ
117《村の儀式》
評価ポイント
- おなじみサクリファイス+ドローカード
- 自身のクリーチャー(トークンも可)を生贄として、2ドローに変換可能
- コントロールマジックと組み合わせると除去にもなり得る
118《沈下》
評価ポイント
- 墓地にクリーチャーカードが1枚以上無いと使用できないが、1マナでタフ3まで除去できる優秀な除去カード
- コモンというレアリティ
- 序盤には使いづらいので(使えない場合が多いはず)、切削などの墓地肥やしが必要
119《枯れ冠》
評価ポイント
- 一風変わった除去オーラ
- クリーチャーのパワーを0にできるため、疑似的な除去が可能(基本のパワーのため、+1/+1カウンターなどの付加効果は無力化できない)
- また、アップキープ時に生贄にするか自身のライフを1点減らすかを選択させる能力もある(パワー0となるため、通常は生贄に捧げるはず)
まとめ
カルドハイム(メインセット)の黒のカードについて、レビュー結果を紹介しました。
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