どうも、Naokuroです。
本記事の内容は、MTGの新セット「ストリクスヘイヴン:魔法学院」のカードレビュー結果です。
主にリミテッド視点(シールド・ドラフト)で評価した内容となります。
今回は「両面カード編」です。
- 収録カード(両面)を一通り確認できる!
- 弱いカード、強いカードを把握できる!(注:管理人視点)
なお、各カードの評価点数は以下の基準で付けています。
- 5点1枚でゲームに勝てるカード
いわゆるボムレアと呼ばれるカード
- 4点必ず採用したいカード
カードパワーが強く、積極的にデッキに採用・ピックしたいカード
- 3点平均的なパワーのカード
枠があれば採用したい平均的なカードパワーのカード
- 2点条件によって採用したいカード
お互いのデッキや場面によって強い/弱いが大きく変化するカード
- 1点アンプレイアブルなカード
カードパワーが低すぎてどんな場合でも採用したくないカード
本記事に掲載しているカード情報は、以下の公式カードギャラリーの情報を基にしています。
- カードタイプ×レアリティ別分布表を更新(2021.04.04)
- 3枚のカード情報を追加→全カード情報(2021.04.04)
- 2枚のカード情報を追加(2021.04.03)
- 1枚のカード情報を追加(2021.04.02)
- 3枚のカード情報を追加(2021.04.01)
- カード情報を追加(2021.03.31)
- ストリクスヘイヴンの新メカニズム
- カードタイプ×レアリティ別分布
- 006《さまようアルカイック》《大界の探検》
- 147《増強者の拳闘家》《残響方程式》
- 148《厄介な害獣、ブレックス》《ブレックスの捜索》
- 149《オリークの首領、エクスタス》《血の化身の目覚め》
- 150《炎巻物の祝賀者》《静寂の享楽》
- 151《アルケヴィオスの神託者、ジャズィ》《神託者への旅》
- 152《物質の学部長、キアン》《理論の学部長、イムブラハム》
- 153《狡猾な相棒、ミラ》《むら気な眷者、ルーカ》
- 154《死に至る大釜》《修復の噴出》
- 155《混沌の学部長、プラーグ》《秩序の学部長、オーガスタ》
- 156《火花の学者、ローアン》《霜の学者、ウィル》
- 157《無私の象形織り》《命取りのうぬぼれ》
- 158《光輝の学部長、シャイル》《暗影の学部長、エムブローズ》
- 159《奔流の彫刻家》《炎投げのソナタ》
- 160《完全の学部長、ユヴィルダ》《表現の学部長、ナサーリ》
- 161《血流の学部長、ヴァレンティン》《樹根の学部長、リセッテ》
- まとめ
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ストリクスヘイヴンの新メカニズム
「ストリクスヘイヴン:魔法学院」には以下4つの新メカニズムが収録されています。
- 履修
- 講義
- 魔技
- 護法
カードの内容を確認する前に、これら4つの新メカニズムのポイントを把握しておきましょう。既に把握済みの方は読み飛ばしてください。
カードタイプ×レアリティ別分布
カードタイプ×レアリティ別のカード枚数を以下の表に記載します。
レアリティ表記:C(コモン)、U(アンコモン)、R(レア)、M(神話レア)
カード タイプ | C | U | R | M | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
クリーチャー | 0 | 0 | 15 | 4 | 19 |
エンチャント | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
アーティファクト | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
インスタント | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
ソーサリー | 0 | 0 | 5 | 3 | 8 |
プレインズウォーカー | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 |
合計 | 0 | 0 | 22 | 10 | 32 |
両面カードの表、裏それぞれを1枚としてカウント
006《さまようアルカイック》《大界の探検》
評価点数:
- 5マナ 4/4という十分なステータス
- 相手のスペルに+2マナの負荷をかけられる点が強力
- 相手が支払えない場合は、自分が同じスペルをコピー可能!
- 余程のことが無い限り表面をプレイ
- 各プレイヤーそれぞれがライブラリートップから5枚見て、土地カード1枚、インスタントかソーサリー1枚を手札に加えることが可能という効果
- 結果は運次第…最悪は相手だけ手札に加えられたケース
- 個人的にはアンプレイアブル寄りの評価
147《増強者の拳闘家》《残響方程式》
評価点数:
- 3マナ 3/3 トランプル持ちの強力なクリーチャー
- 終盤、土地を8つ以上コントロールしている場合は8/8 トランプルにサイズアップ
- 自軍全てのクリーチャーを対象にしたクリーチャーのコピーにするスペル
- シンプルに強いステータスのクリーチャーをコピーして全軍突撃
- 強力な能力を持つクリーチャーをコピーしてアドバンテージを大量に獲得
- ETB能力は誘発しないので注意
148《厄介な害獣、ブレックス》《ブレックスの捜索》
評価点数:
- 以下のクリーチャータイプのロード(自身は強化対象外)
- 邪魔者
- 蜘蛛
- コウモリ
- 昆虫
- 蛇
- 邪魔者トークンを出すカードが多いので横並べすると強そう
- トップから5枚見て最大5枚を手札に加えられるドローカード
- 手札に加えなかったカードは墓地へ(墓地シナジーあり)
- ただし、手札に加えた枚数×5点のライフを失うので加える枚数に注意(諸刃の剣)
149《オリークの首領、エクスタス》《血の化身の目覚め》
評価点数:
- ボス感(ストーリー不明)のあるクリーチャー
- 4マナ 2/4 二段攻撃と強力なクリーチャー
- 魔技で墓地からクリーチャーカード(非伝説)を回収できる
- スペルを多めに採用したい(履修&講義など含め)
- ボスを倒した後に登場するラスボス感のあるイラスト(クリーチャーではなくソーサリー)
- クリーチャー(トークン可)を生贄に捧げることでコスト軽減可能(最大3体)
- 3体生贄に捧げると2マナで唱えられる
- 相手のクリーチャーを1体除去(相手が選ぶ)
- 3/6 速攻 攻撃するたびに3点ダメージを与えられるアバタートークンを生成する
150《炎巻物の祝賀者》《静寂の享楽》
評価点数:
- 2マナ 2/1と普通のステータス
- 相手が能力を起動するたびに1点ダメージ
- 序盤にポン置きしておくだけで相手が嫌がること間違いなし
- 隙あらばパワー強化で相手のライフを削ることも可能
- 相手のメインフェイズ前に唱えて、相手の行動を1ターン制限できる点が強力
- 戦闘やプレインズウォーカー以外の能力は使用できる点を忘れずに
151《アルケヴィオスの神託者、ジャズィ》《神託者への旅》
評価点数:
- 8マナと激重コストのクリーチャー
- カード1枚を捨てることで手札に戻すことができ、除去などから逃げることも可能
- 魔技でライブラリートップのカードを公開し、土地カードならそのまま戦場に出せ、土地以外のカードでもたったの1マナで唱えることができる!
- 手札の土地カードを一度にセットできるスペル
- 8つ以上の土地をコントロールしていれば手札に戻ってきて、表面のカードで再利用できる
- 本セットでは基本土地のサーチカードも多く収録されているので強く使えそう
152《物質の学部長、キアン》《理論の学部長、イムブラハム》
評価点数:
- クアンドリクス大学の学部長
- 1つ目の能力は土地事故(マナスク、マナフラ)の緩和として優秀
- 2つ目の能力はトークン製造機、追放(学習カウンターあり)したカードが多いほどサイズアップの可能性が上がる、マナフラ受けとしても◎
- 表面のみでは追放したカード自体は使用できないので注意
- クアンドリクス大学の学部長
- 4マナ 飛行3/3と単体で十分強いクリーチャー
- 表面、裏面でシナジーがあるものの、リミテッドでは複数枚の採用が困難なのが残念
153《狡猾な相棒、ミラ》《むら気な眷者、ルーカ》
評価点数:
- プレインズウォーカーを守りやすくする能力を持っているが、プレインズウォーカーも神話レアなのでリミテッドではシナジーを期待できないだろう
- 下の能力のドローに関しては強力なアドバンテージ源
- +1能力で積極的にクリーチャーを捨てて多くのカード・アドバンテージを得ながら、相手の隙を見て-2能力で墓地に捨てたクリーチャーを走らせる使い方となるだろう
- 奥義までたどり着ければ勝利は目前!
154《死に至る大釜》《修復の噴出》
評価点数:
- 以下3つの能力を持つ強力なアーティファクト
- 不要カード(終盤の土地カードなど)を邪魔者トークン(死亡時ライフゲイン可)に変換できる
- ライフゲインした点数分、相手のカードを切削する
- 相手や自分の墓地からカードを追放して1ドローに変換する
- クリーチャーまたはプレインズウォーカーを墓地から回収できるスペル
- 相手プレイヤーも回復してしまうがライフゲインシナジーあり
155《混沌の学部長、プラーグ》《秩序の学部長、オーガスタ》
評価点数:
- ロアホールド大学の学部長
- 1つ目の能力はルーティング
- 2つ目の能力は5マナでマナ総量3以下を唱えられる能力
- 使用できるカードを選べない&コスト的には損しているが「インスタントタイミングで使用できる点」「1枚追加でカードを使用できる」という大きなメリットあり
- ロアホールド大学の学部長
- 3マナ 1/3とタフネスがやや高いので火力耐性あり
- 自身以外のクリーチャーに対するロード的役割のカード(タップ状態で+1/+0、アンタップ状態で+0/+1)
- 攻撃するたびに自分の全クリーチャーのアンタップが可能(再タップも可能)なので、疑似的な警戒付与やタップ起動能力の再起動が可能
156《火花の学者、ローアン》《霜の学者、ウィル》
評価点数:
- 魔技との相性◎(インスタント・ソーサリーのコスト軽減)
- +1の能力で相手にチクチクとダメージを与えつつ、奥義でインスタントやソーサリーをコピーしてアドバンテージを得る運用
- 初期忠誠度が2(+1して3)なので落とされやすい
- 盤面への直接的な影響力が無い
- 奥義含めて、スペル主体のアーキタイプが成立するのであれば強そう
- リミテッドでは表面(ローアン)で出して、毎ターン+1能力ダメージが安定か
- 魔技との相性◎(インスタント・ソーサリーのコスト軽減)
- +1能力で相手のアタッカーを1体無力化できる
- 奥義は相手や自分のクリーチャーを任意に選べる
- 相手のパーマネント除去(4/4クリーチャーよりも脅威であれば)
- 自分の不要になったクリーチャーを4/4エレメンタルにクラスチェンジ(自分のクリーチャーが場に存在する前提)
- 盤面にもよるが奥義=勝ちとも言えない
157《無私の象形織り》《命取りのうぬぼれ》
評価点数:
- 全除去(破壊)耐性の能力を有するクリーチャー
- 相手の全除去から守る使い方もあるが、リミテッドでは自軍に破壊不能を付与して殴りかかる使い方が多そうな印象
- 8マナと激重コストだが、クリーチャーやプレインズウォーカーを1体ずつ選んで、他を全て破壊する全除去カード
- コントロール系のアーキタイプで上手く使えれば気持ちよくなれる
158《光輝の学部長、シャイル》《暗影の学部長、エムブローズ》
評価点数:
- シルバークイル大学の学部長
- 2マナ 1/1飛行クリーチャー、相手に飛行がいなければ貴重なダメージ源となる
- 警戒持ちなのでアタックしつつ能力の起動も可能◎
- +1/+1カウンター含め単体強化とも相性良し
- 後続のクリーチャーを+1/+1強化できる能力が強力、序盤に場に出しておきたい
- 除去カードの良い的となる
- シルバークイル大学の学部長
- 4マナ 4/4と単体ステータスが高い
- 起動能力で任意のクリーチャーの強化(+1/+1カウンター)が可能、タフネスが3以上にならないと破壊してしまうので注意
- タフネス1であれば相手のクリーチャーの除去も可能
- 自分のクリーチャー(+1/+1カウンター)が破壊されたときの1ドローもありがたい
159《奔流の彫刻家》《炎投げのソナタ》
評価点数:
- 新メカニズム「護法」の解説で紹介されていたカード
- 4マナ 2/2と弱めのステータスだが、ETB能力で墓地のスペルカードを追放し、マナ総量の半分(端数切り上げ)の+1/+1カウンターを置ける
- 例:マナ総量が3のスペルを追放→3/2=1.5→切り上げて”2”個のカウンターを置ける(4/4ステータス)
- 護法を持っているので単体除去などに一定の耐性あり
- 意図的に墓地に重めのスペルを捨てられた or 使用済みの場合は表面を使った方がよい
- ルーティング(墓地肥やしも含む)&除去カード
- 手札にもう一枚スペルが必要だが、捨てたカードのマナ総量に等しいダメージを与えられる
160《完全の学部長、ユヴィルダ》《表現の学部長、ナサーリ》
評価点数:
- プリズマリ大学の学部長
- 手札にインスタントかソーサリーがあれば起動能力でマナコストを軽減できるが、時間が掛かり過ぎる
- プリズマリ大学の学部長
- 自分の毎ターンに相手のライブラリートップを追放して、呪文カードであれば唱えられる(色マナを気にしなくてよい◎)
- さらに追放領域から唱えるたびに自身も強化(+1/+1カウンター)できる
- ストリクスヘイヴン界の「ジャイアン」
- ・・・表面が残念
161《血流の学部長、ヴァレンティン》《樹根の学部長、リセッテ》
評価点数:
- ウィザーブルーム大学の学部長
- 1マナ 1/1+威迫、絆魂と盛りだくさんのクリーチャー
- 威迫&絆魂持ちなので単体強化するとライフレースに有利
- 相手のクリーチャー死亡時に「破壊」ではなく「追放」の置換効果を与える(破壊不能も無効化、墓地対策)
- オマケに追加コストを支払うと1/1邪魔者トークン(死亡時に1点ゲイン)も生成できる
- ウィザーブルーム大学の学部長
- 4マナ 4/4とステータスが高いクリーチャー
- ライフゲインするたびに追加コスト(わずか1マナ)で全体強化&トランプル付与が可能
まとめ
「ストリクスヘイヴン:魔法学院」のカードレビュー”両面カード編”の内容を紹介しました。
他のカードレビュー記事もありますので、よろしければ読んでみてください。
本記事の内容が少しでも皆さんのお役に立てたのであれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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