どうも、Naokuroです。
最近Twitterのタイムライン上で、MTG初心者の方たちが「スタック」というルールに悪戦苦闘しているところを度々見かけました。私も始めたばかりの頃は同じように理解に苦しんでいた記憶があります。まさにMTG初心者に立ちはだかる「高い壁」!
今回は私の方でいくつか「スタック」のルールのポイントをまとめましたので紹介・解説します。こちらの内容を読んでもらえれば、「スタック」の概要は掴めるはず。本記事を読んで一緒に「スタック」という壁を乗り越えましょう!
- MTG初心者の方
- 「スタック」というルールがいまいち理解できていないかも…という方
- MTG初心者に教える際の資料を探している方
「スタック」とは?
まず初めに「スタック」について説明します。
スタックとは、呪文を唱えたり(プレイ)、能力を使用したときに解決前に置かれる領域のことです。実際に対戦する際にスタックという場所を作るわけではなく、スタックという仮想領域があることをイメージしてください。(例:スタックという名前のバケツやコップみたいな入れ物がある)
スタックに積まれるものは、大きく分けて以下の3種類があります。
- 呪文
- 起動型能力
- 誘発型能力
優先権を持っているプレーヤーがこれらを唱えたり、使用、誘発することでスタックに積まれ、優先権を渡し合いながら必要に応じてスタック上に呪文などを積み上げていくことが可能です。
全プレイヤーが優先権を続けてパスした場合は、スタック上の一番上の呪文や能力を解決します。呪文や能力の解決後、ターン進行中のプレイヤーに優先権が移り、必要に応じて更にスタックに呪文や能力を積むことも可能です。
スタックを積む場合と解決する場合の例
スタックを積み上げていく際の例を紹介します。
次にスタック上の呪文や能力を解決する際の例を紹介します。スタック(領域)は底の付いている入れ物だと思ってください。一番最後に入れたものから順番に外に出していきます(解決)。
最後に実際のカードを用いた対応例を紹介します。
あなたが戦場の《梢のベイロス》という4/3のクリーチャーをコントロールしている状態とします。ここであなたの対戦相手が、《梢のベイロス》を除去するために《乱動の噴火》を《梢のベイロス》に唱えてきました。このままでは《梢のベイロス》が除去されてしまいます。あなたは《梢のベイロス》を守るために、《乱動の噴火》に対応して《ムラーサの力》を唱えることにしました。
このとき、スタック領域の一番下に《乱動の噴火》が積まれ、その上に《ムラーサの力》が積まれることになります。
その後、お互いの優先権をパスしたので一番上の呪文が解決されます。今回は《ムラーサの力》が解決され、《梢のベイロス》のパワーとタフネスが4/3から7/6に変化します。そのあと、お互いのプレーヤーが何もプレイせずパスしたため《乱動の噴火》が解決されます。
《乱動の噴火》で《梢のベイロス》に3点ダメージを与えるも、タフネスが6に変化しているので破壊されません。無事に《梢のベイロス》を守ることができました。
この例では《ムラーサの力》を相手の呪文に対応してスタックに積んでいますが、通常はインスタント以外(例:ソーサリー)の呪文は対応してスタックに積めないので注意してください。これはスタックというよりも呪文を唱えられるタイミングのルールとなります。
まとめ
「スタック」のルールのポイントを紹介・解説しました。
少しでもMTG初心者の方を含め、「スタック」のルールで困っている方の助けになれば幸いです。
なお、分かりづらいところや不明点などありましたら、本記事のコメントや管理人のTwitterアカウントまで連絡ください。
なお、今回紹介したポイントは可能な限り細かいルールを省いています。「スタック」の詳細ルールは、以下のマジック総合ルールを参照してください。
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