2月18日に発売予定のMTG(マジックザギャザリング)の新セット「神河:輝ける世界」には、以下のメカニズムが登場します。
- 換装/Reconfigure
- 改善されている/Modified
- 英雄譚/Sagas
- 忍術/Ninjutsu
- 魂力(こんりき)/Channel
この記事では、「神河:輝ける世界」に収録されているメカニズムについて、ルール上のポイントをまとめて紹介します。各メカニズムの概要を把握して、カードプレビューやプレリリース前のルール確認に役立ててください。
細かいルールについては、別途公式から公開されるリリースノートを待ちましょう。
収録メカニズムは5つ(新メカニズムは換装と改善されているの2つ)
「神河:輝ける世界」に収録されるメカニズムは以下の5つです。
- 換装/Reconfigure
- 改善されている/Modified
- 英雄譚/Sagas
- 忍術/Ninjutsu
- 魂力(こんりき)/Channel
「換装」と「改善されている」が新メカニズム、「英雄譚」「忍術」「魂力」が再録メカニズムとなっています。なお英雄譚は同じメカニズムではあるものの今までと異なる能力で登場します!
- 新メカニズムは「換装/Reconfigure」と「改善されている/Modified」の2つ
換装/Reconfigure
換装は「神河:輝ける世界」で新たに登場したメカニズムで、クリーチャーとして場に出た後、換装コストを支払うことで装備品とクリーチャーを使い分けることが可能です。
換装を持つカードは、プレイするとクリーチャーとして戦場に出ますが、換装コストを支払うことで装備品として他のクリーチャーに付けることが可能です。(従来の装備品同様、他のクリーチャーへの付け替えも可能)なお、装備品となった際はクリーチャーではなくなります。
更に換装を持つカードは、換装コストを支払うことで装備品を「はずす」こともできます。はずしたカードは再びクリーチャーとして戦場に出るので、攻撃やブロックが可能となります。例えば、装備品として攻撃に参加した後、換装コストで装備品をはずしてブロッカーとして立たせることも可能です。
装備品を「はずす」際はパワーやタフネスの修正値に気を付けてください。例えば、1/1のクリーチャーに装備品を付けて2/2になっている際、1点のダメージを受けても死亡しませんが装備品をはずすとタフネスが0となってしまいます。
- 換装はクリーチャーと装備品を切り替えながら戦うことができるメカニズム
- 換装はソーサリータイミングでのみ使用可能
- 装備品になった際はクリーチャーではなくなる
- 装備品をはずす際は修正値に注意
- 《猿人のスリング》のように中盤以降に役立ちづらい生物も装備品として終盤まで役立てられる!
改善されている/Modified
「改善されている」は「神河:輝ける世界」で新たに登場したメカニズムで、「改善されている」状態のクリーチャーを参照して様々な能力を発動できます。
「改善されている」状態とは、以下の何れかのクリーチャーのことを指します。
- 装備品が付いている
- オーラが付いている
- 1つ以上のカウンターが置かれている
装備品が付くという条件は、本セットで登場した「換装」のメカニズムとも相性が良さそうです。
オーラの付与条件は、自分のコントロールしているオーラのみという点に注意してください。
カウンターの条件は、+1/+1などカウンターであれば種類を問わない点を忘れずに。-1/-1カウンターなどの弱体化効果であっても「改善されている」状態となります。
- 「改善されている」状態のクリーチャーを参照する能力
- 以下の何れかの条件を満たすと「改善されている」状態となる
- 装備品が付いている
- オーラが付いている
- 1つ以上のカウンターが置かれている
英雄譚/Sagas
英雄譚は伝承カウンターの数に応じて様々な能力を使用できるエンチャントです。戦場に出た際に伝承カウンターを1個置き、第Ⅰ章の能力を使用します。その後、自分のドロー・ステップ後に伝承カウンターを1個加えていき、第Ⅱ章、第Ⅲ章と進めていきます。
今までの英雄譚は、第Ⅲ章の能力を発動すると生け贄に捧げていましたが、「神河:輝ける世界」の英雄譚は第Ⅲ章の能力によってクリーチャー・エンチャントとして戦場に残ります。
本セットの英雄譚カードは両面仕様となっており、英雄譚として場に出た時は表面(左上の扇アイコンが閉じている)で場に出し、第Ⅲ章の能力を発動すると裏面(左上の扇アイコンが開いている)に変身させます。
- 「神河:輝ける世界」の英雄譚は両面仕様
- 第Ⅲ章になると裏面に変身してクリーチャーとして戦場で活躍できる
忍術/Ninjutsu
忍術は、自分の手札にある忍者をタップかつ攻撃している状態で戦場に出せる起動型能力のことです。忍術を起動する際は、自分の手札にある忍術を持つカードを公開して忍術コストを支払います。その後、自分がコントロールしていてブロックされなかった攻撃クリーチャー1体を選び、それを手札に戻します。攻撃クリーチャーが「ブロックされた」状態の場合は、忍術を起動できない点に注意してください。
忍術を使用したカードは、手札に戻したクリーチャーが攻撃していたプレイヤーやプレインズウォーカーを攻撃している状態(タップ状態)で戦場に出ます。つまり、相手のブロッカーに邪魔されず、そのまま相手に攻撃することが可能です。ブロック側は、相手の攻撃をブロックする or しないという駆け引きも重要になってきます。
- 忍術はブロックされなかった攻撃クリーチャーがいる場合に手札から起動できる能力
- ブロックされなかった攻撃クリーチャーと手札の忍術持ちのカードを入れ替えられる
魂力/Channel
魂力(こんりき)は、魂力を持つカードを捨てることで様々な効果を発揮できる起動型能力です。例えば《大狸》というカードは、魂力として使用することでライブラリーから好きな基本土地をサーチ&場に出すことが可能です。1枚で複数の使い方ができるので、場面に応じて柔軟にプレイすることが可能となるでしょう。
「神河:輝ける世界」では様々なパーマネント・カードに収録される予定とのこと。
- 魂力は手札からカードを捨てることで様々な効果を発揮できる起動型能力のこと
- 神河:輝ける世界では様々なパーマネント・カードに収録される予定
まとめ
「神河:輝ける世界」の収録メカニズムについて紹介しました。
- 神河:輝ける世界に収録されるメカニズムは以下の5つ
- 換装/Reconfigure
- 改善されている/Modified
- 英雄譚/Sagas
- 忍術/Ninjutsu
- 魂力/Channel
- 「換装」「改善されている」が新登場のメカニズム
- 「英雄譚」の第Ⅲ章能力がクリーチャー・エンチャントとして場に残る能力
新メカニズムの情報を把握できたかと思うので、続々と新カードが公開される「神河:輝ける世界」のカード・プレビュー期間をより一層楽しみましょう!
製品情報のまとめ記事もありますので、あわせて読んでみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
本ブログやTwitter、noteにて情報発信していますので、フォローしていただけるとうれしいです。
コメント入力欄