この記事では、MTGの新セット「フォーゴトン・レルム探訪」のカードレビュー結果を紹介します。レビュー結果は、主にリミテッド視点(シールド・ドラフト)で評価した内容となります。

今回は「黒のカードレビュー結果」です。
本記事のポイント
- 収録カード(黒)を一通り確認できる!
 - リミテッド環境におけるカードの強弱を把握できる!(注:管理人視点)
 - 自己評価と他者評価を比較して楽しめる!
 
各カードの評価点数は以下の基準で付けています。
評価点数の基準
- 5点1枚でゲームに勝てるカード
いわゆるボムレアと呼ばれるカード
色タッチなど多少無理してでもデッキに入れたいカード - 4点必ず採用したいカード
カードパワーが強く、積極的にデッキに採用・ピックしたいカード
 - 3点平均的なパワーのカード
枠があれば採用したい平均的なカードパワーのカード
 - 2点条件によって採用したいカード
使用するアーキタイプや場面によって強い/弱いが大きく変化する(ブレ幅が大きい)カード
 - 1点アンプレイアブルなカード
カードパワーが低すぎてどんな場合でも採用したくないカード
 
本記事に掲載しているカードは、以下の公式カードギャラリーの情報を基にしています。
公式ページ
更新情報
- 2021.07.21 すべての評価内容を更新
 - 2021.07.08 カード追加(全カード公開)
 - 2021.07.04 カード追加
 - 2021.07.02 カード追加
 - 2021.07.01 カード追加
 - 2021.06.29 新規投稿
 
- 087《アーチリッチ、アサーラック》
 - 088《アーチフィーンド、アスモデウス》
 - 089《悪意のビホルダー》
 - 090《ブラック・ドラゴン》
 - 091《不浄なる暗黒の書》
 - 092《罠を探す》
 - 093《かたつく骸骨》
 - 094《命取りの論争》
 - 095《ミルクルの死の僧侶》
 - 096《デモゴルゴンの手中》
 - 097《知性喰らい》
 - 098《ドライダー》
 - 099《ダンジョン・クロウラー》
 - 100《ドラコリッチ、エボンデス》
 - 101《ビホルダーの眼》
 - 102《悲運の逆転》
 - 103《フェイン・デス》
 - 104《偽りのパラディン》
 - 105《ゼラチナス・キューブ》
 - 106《不気味な報奨》
 - 107《不気味な放浪者》
 - 108《ハダルの伝令》
 - 109《雇われた魔剣士》
 - 110《財宝荒らし》
 - 111《足早のローグ》
 - 112《蜘蛛の女王、ロルス》
 - 113《マンティコア》
 - 114《パワー・ワード・キル》
 - 115《急な落下》
 - 116《レイ・オヴ・エンフィーブルメント》
 - 117《死神のタリスマン》
 - 118《墓所のグール》
 - 119《よろめく怪異》
 - 120《スカルポートの商人》
 - 121《スフィアー・オヴ・アナイアレイション》
 - 122《盗人の道具》
 - 123《吸血鬼の落とし子》
 - 124《ヴォーパル・ソード》
 - 125《ウォーロック・クラス》
 - 126《西門の主》
 - 127《ワイト》
 - 128《ユアンティの毒牙刃》
 - 129《ゾンビ・オーガ》
 - まとめ
 
087《アーチリッチ、アサーラック》

評価点数:
レビュー結果
- 3マナ 5/5!!と思いきや、ダンジョン「魂を喰らう墓」を踏破する条件あり
 - 3マナで出しても手札に戻ってダンジョン探索のみなので、他のクリーチャーを展開する方が強い
 - 実質6マナ 5/5のクリーチャーくらいに識別しておくのがよいだろう
 
088《アーチフィーンド、アスモデウス》

評価点数:
レビュー結果
- カードを”引く”と裏向きで追放されてしまう(そのままでは手札が増えなくなる)
 - マナを払って手札に戻さないといけない、追放されていた枚数分のライフを失うというデメリットあり
 - たった黒3マナで7枚のドローが可能という驚異の能力だが、7点失っても大丈夫なライフ管理が必要
 - 劣勢時の巻き返しは辛そうな印象(お互いに遅いデッキの場合や、6/6で相手の攻撃が止まってくれる状況であればチャンスあり)
 
089《悪意のビホルダー》

評価点数:
レビュー結果
- 6マナ 6/5の大型クリーチャー、常盤木メカニズムは持っていない
 - エンチャント除去(指定はできない)or 味方全体に威迫付与のどちらかを選べる
 - 本セットでは厄介なエンチャントカードも多いので活躍する場面が多い
 - 全体への威迫付与は自分が盤面有利の状態を後押しできる
 
090《ブラック・ドラゴン》

評価点数:
レビュー結果
- 相手のクリーチャー1体を除去しつつ、盤面に4/4飛行を置けるカード
 
091《不浄なる暗黒の書》

評価点数:
レビュー結果
- 自分のターンに2点のライフを失っている場合にゾンビ(2/2)トークンが生成可能
 - 神話レアにしては能力が弱く感じる
 - 3つのアーティファクトを場に揃えると、ヴェクナという大型クリーチャー(トークン)を生成可能
 - リミテッドでは達成するのが難しいと判断、クリーチャー・カード3枚を採用した方が強いだろう
 - ヴェクナは破壊不能で8/8、3枚のカードの誘発型能力を持つ強力なクリーチャーだが、バウンスに弱いので注意
 
092《罠を探す》

評価点数:
レビュー結果
- 土地以外のカード1枚を追放できるハンデスカード
 
093《かたつく骸骨》

評価点数:
レビュー結果
- 4マナ 4/3で死亡時にダンジョン探索が可能
 - 本セットとしては標準値のカード
 
094《命取りの論争》

評価点数:
レビュー結果
- 2マナと重たくなった分、アーティファクトもサクり対象にできる《村の儀式》
 - 宝物シナジー、一時的なマナ・ブースト、色事故軽減、死亡参照の誘発etc.に役立つ
 
095《ミルクルの死の僧侶》

評価点数:
レビュー結果
- スケルトン、吸血鬼、ゾンビのロード
 - クリーチャー(自分/相手)が死亡している場合に、自分の終了ステップでスケルトン・トークン(実質2/2)を生成可能
 - スケルトン・トークンは、サクリファイスやブロッカーなどの用途に使える
 - タフネス2というのが難点で、大抵の除去で破壊されてしまう
 
096《デモゴルゴンの手中》

評価点数:
レビュー結果
- 1枚で最大4枚のカードを墓地に送ることができるハンデスカード(相手が墓地を利用するデッキでなければ実質無力化)
 - おまけに3マナ プレイヤーへの2点火力としても使用できる点がポイント
 - 4~5Tくらいに打って相手の重めの強カードを捨てたい
 - 本環境は比較的早いターンに決着するので、ハンデスよりも盤面の取り合い(クリーチャーや除去)を優先したい
 
097《知性喰らい》

評価点数:
レビュー結果
- 1マナのハンデスカード
 - 宝物のマナで唱えると《思考囲い》に進化できる
 
098《ドライダー》

評価点数:
レビュー結果
- 5マナ 4/3 到達持ちのクリーチャー
 - 相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、蜘蛛トークン(2/1 威迫・到達)を生成
 - 盤面有利時や飛行などの回避能力を付与できる場合に強いカード
 - 5マナ帯は他のクリーチャー・カードを優先したい
 
099《ダンジョン・クロウラー》

評価点数:
レビュー結果
- 踏破するたびに墓地から手札に戻ってくるゾンビ
 - サクリファイス対象として最適だが、毎ターン踏破を誘発させることが難しいかつ、タップインなので活用できない場面も多い
 - 1マナの2点クロックとしての採用はアリ
 
100《ドラコリッチ、エボンデス》

評価点数:
レビュー結果
- 4マナ 5/2飛行のドラゴン
 - パワーが5と高いので相手プレイヤーを4回殴れば勝利
 - タフネスが2と低く、瞬速があるもののタップインなので守りではなく攻めのカード
 - クリーチャーの死亡参照で墓地から唱えられる能力が強力、瞬速があるので相手ターンにも唱えることが可能
 - 小型の飛行・到達持ちのクリーチャーで簡単に止まってしまう点に注意
 
101《ビホルダーの眼》

評価点数:
レビュー結果
- 6マナという激重な除去スペル
 - -11/-11というオーバーキルスペックなので、他の除去カードの方が使いやすくて強い
 - 破壊不能も除去できる、貴重なインスタント除去のポイントでデッキによっては1枚くらい採用してもよい
 
102《悲運の逆転》

評価点数:
レビュー結果
- 墓地回収カード(クリーチャー)
 - ダンジョン探索のオマケ付き
 - スペル枠が余っていたり、強力なクリーチャーが多い場合に採用したい
 
103《フェイン・デス》

評価点数:
レビュー結果
- 死亡したクリーチャーを戦場に戻すスペル
 - 強化(+1/+1カウンター)した状態で戻ってくるがタップインとなっている点に注意
 
104《偽りのパラディン》

評価点数:
レビュー結果
- 序盤は威迫アタック or 宝物生成で仕事をこなし、中盤以降はクリーチャーの強化(自身も可)が可能な万能クリーチャー
 - 宝物からのマナを使うと接死を付与できるので、攻守ともに役立つ能力
 
105《ゼラチナス・キューブ》

評価点数:
レビュー結果
- D&D原作どおりの効果となっている良いデザインのカード
 - 4マナ 4/3と単体で十分なステータスを持ちながら、場に出ると同時に相手クリーチャー1体を除去(一時的)することが可能
 - その後、マナを支払うことで完全に除去することが可能
 - 1枚で相手の盤面を弱くし、自分の盤面を強くできる良カード
 
106《不気味な報奨》

評価点数:
レビュー結果
- 本環境のTOPコモン・除去候補のカード
 - ダブルシンボルが気になるもののクリーチャー/PWの確定除去として重宝する
 - おまけに宝物まで出てくるお得な除去
 
107《不気味な放浪者》

評価点数:
レビュー結果
- 2マナ 5/3という驚異のマナレシオ
 - ターン中に何れかのクリーチャー(トークンや相手クリーチャーも含む)が死亡していれば唱えることが可能
 - 反面、唱えたくても唱えられない場合も多く運用が難しい
 - 《不気味な放浪者》を出したいがために序盤に展開したクリーチャーでチャンプブロックするのはテンポ損(例えば2/2→3/3と2体展開した方が強い)
 - タフネスが3なので、序盤に展開してもすぐに止まってしまう可能性が高い
 - 条件を踏まえ、相手の隙をみて急に5点クロックを出せる点は強い
 
108《ハダルの伝令》

評価点数:
レビュー結果
- 終盤に余ったマナを使って相手のライフを削り切ることが可能
 - ダイスロールの効果もデメリットが無く、出目に関係なく相手のライフを2点削れる
 - ダイスロールを参照するカードと相性◎
 
109《雇われた魔剣士》

評価点数:
レビュー結果
- 宝物のマナを支払って唱えることで1ドロー(ライフ1点失う)できるが、ただの2/2として出ることが多そうな印象
 - 2マナスロットに空きがあれば入れる程度
 - 黒赤のアーキタイプ(ほぼ)専用カード
 
110《財宝荒らし》

評価点数:
レビュー結果
- プレイヤーへの戦闘ダメージで宝物トークンを生成可能
 - 《盗人の道具》などと組み合わせると毎ターン、マナ・ブーストが可能
 - 宝物シナジーあり
 
111《足早のローグ》

評価点数:
レビュー結果
- 攻撃するたびにダイスロールできる点はうれしいが、5%の先制攻撃が無いとブロッカーと相打ちして終わりだろう
 - ブロック時には接死が付かない(ダイスロールできない)
 - ダイスロールの効果が周りに影響を与えない
 - 2マナスロットの空きを埋める程度のカードという印象
 
112《蜘蛛の女王、ロルス》

評価点数:
レビュー結果
- 直接的なプラス能力がないもののリソース回復&盤面強化が可能な万能PWカード
 - マイナス能力で生成できる蜘蛛トークンは、威迫・到達持ちなので攻守ともに役立つ
 - 自クリーチャー(トークン含む)が1体死亡するたびに忠誠度を上げられるので、相手としては攻めづらく守りづらい
 - サクり台があれば能動的に自クリーチャーを死亡させて奥義を狙える
 
113《マンティコア》

評価点数:
レビュー結果
- 条件付きではあるが相手クリーチャーの除去をしつつ、盤面に飛行2/1クリーチャーを展開できるカード
 
114《パワー・ワード・キル》

評価点数:
レビュー結果
- 2マナの確定除去スペル
 - タイプの制限があるものの、低コストかつインスタントという非常に優秀な除去カード
 - 本セットには強力な天使・デーモン・悪魔・ドラゴンのカードがある点を忘れずに
 
115《急な落下》

評価点数:
レビュー結果
- 3マナでタフネス2までのクリーチャーを除去可能
 - ダンジョン踏破できれば-5/-5に強化され、ほぼすべてのクリーチャーを除去できる
 
116《レイ・オヴ・エンフィーブルメント》

評価点数:
レビュー結果
- 白であれば1マナでタフネス4のクリーチャーまで除去可能な強力スペル
 - 白以外にはバットリとして使うことになるだろう
 - サイド要員となりそうだが、アグロ・ミッドレンジであれば1枚ならメインでも良さそう
 
117《死神のタリスマン》

評価点数:
レビュー結果
- 攻撃時のみ接死付与+1体のみで攻撃すれば2点ドレインできる装備品
 - 先制攻撃や二段攻撃、トランプル持ちと相性が良い
 
118《墓所のグール》

評価点数:
レビュー結果
- クリーチャー1体をサクると4/3に強化可能な2マナクリーチャー
 - 1ターンに1回しか起動できないので、MAX4/3となる点が非常に残念
 
119《よろめく怪異》

評価点数:
レビュー結果
- 序盤の守りとして優秀(タフネス2までと相打ちが可能、タフネス1のクリーチャー除去が可能)
 - 色マナのサポート・一時的なマナブーストとしても活用できる
 - 序盤から終盤まで役立つ1マナクリーチャー
 
120《スカルポートの商人》

評価点数:
レビュー結果
- ETBで宝物トークンが生成できるサクリ台
 - マナコストが必要という点が残念だが、他のクリーチャー(トークンもOK)や宝物トークンをドローに変換できる点が優秀
 - タフネス4なので火力耐性がある点もポイント
 
121《スフィアー・オヴ・アナイアレイション》

評価点数:
レビュー結果
- 時間差式でマナ総量がX以下のクリーチャーやプレインズウォーカーを墓地含めて完全除去するアーティファクト
 - アーティファクトは除去されない&カウンターが減らないので、自分のアップキープのたびに全体除去が可能
 - コントロールデッキで採用したい一枚
 - アーティファクト除去がメインで積まれる環境なので、効果発動前に破壊される可能性も高い
 
122《盗人の道具》

評価点数:
レビュー結果
- パワー3以下のクリーチャーにアンブロ能力を付与できる装備品
 - 盤面が膠着していてもアンブロで相手のライフを削っていくことが可能
 - 宝物トークンも一緒に生成されるので一時的なマナブーストや、宝物シナジーを狙える
 
123《吸血鬼の落とし子》

評価点数:
レビュー結果
- 戦場に出た時に2点のライフドレインが可能
 - ライフゲインシナジーのカードと相性良し
 - ライフレースに強い
 
124《ヴォーパル・ソード》

評価点数:
レビュー結果
- 1マナでセット、2マナで装備可能な軽量装備品
 - +2/+0だけではなく接死を持たせられるので、ステータスが低いクリーチャーでも攻守ともに役立たせることが可能
 - 終盤、このカード1枚で勝利することも可能!
 
125《ウォーロック・クラス》

評価点数:
レビュー結果
- 黒のクラス・カード、早めに盤面に置いてダメージを稼ぎたい
 - レベル2のコストが軽量で使いやすい
 - レベル1:死亡参照で相手のライフを削る
 - レベル2:リソース回復兼墓地肥やし
 - レベル3:相手のライフダメージの積み増し
 
126《西門の主》

評価点数:
レビュー結果
- 5マナ 4/4飛行のフィニッシャー
 - 護法でカード1枚を捨てる必要があるので、除去を使う際に最低2枚の手札が必要となる点が非常に強力
 - プレイヤーへのダメージで爆発的にサイズアップする点も魅力的
 
127《ワイト》

評価点数:
レビュー結果
- ダメージを与えたクリーチャーが死亡するとゾンビ・トークンを生成できるので、相打ちしても2/2トークンを場に残すことができる
 - 地味だがうれしい追放のオマケ付き
 - バットリや装備品と相性◎
 
128《ユアンティの毒牙刃》

評価点数:
レビュー結果
- 接死持ちなので終盤に引いても役立つカード
 - プレイヤーへの戦闘ダメージでダンジョン探索できる点がポイント
 
129《ゾンビ・オーガ》

評価点数:
レビュー結果
- 死亡参照の条件を満たせれば、自ターンの終了ステップ時にダンジョン探索が可能
 - タフネスが5と高く、地上のブロッカー要員として役に立つ
 
まとめ
「フォーゴトン・レルム探訪」のカードレビュー”黒”の内容を紹介しました。
他のカードレビュー記事もありますので読んでみてください。

Naokuro
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