こんにちは。Naokuroです。
本記事は、MTG(マジックザギャザリング)などのトレカ(トレーディングカード)を、ヤフーオークション(ヤフオク)に出品・売却する方法について徹底解説します。
カードショップでの買取よりも少し時間と手間が掛かりますが、高く売ることができますよ。
不明点などがありましたら、コメント欄やTwitterなどでご連絡ください。
適宜、不足内容は更新します。
ヤフオク出品の事前準備
Yahoo! Japan IDの取得
ヤフオクを利用するためには「Yahoo! Japan ID」を取得する必要があります。
既に取得済みの方は読み飛ばして下さい。
IDを取得するためには、以下の公式ページの手順を参考に登録してください。
Yahoo!プレミアム会員の登録(必要に応じて)
必須ではありませんが、Yahoo!プレミアム会員の登録(税込み508円/月)もおすすめです。
ひとまず出品してみたいという方は、非プレミアム会員で問題ありません。
Yahoo!プレミアム会員の登録は以下の公式ページから↓
なお、Yahoo!プレミアム会員は途中で一旦解除して、後で復帰することも可能です。
簡単ですが、非会員との差分を紹介します。
ヤフオクでの細かい機能差分については、公式ページを参照願います。
非プレミアム会員の場合
- フリマ出品(オークション形式ではなく定額での出品)のみ可能
- 出品不可カテゴリーあり ※トレカは問題なし
- 落札システム利用料10%
プレミアム会員の場合
- フリマ出品もオークション出品も可能
- 出品カテゴリーの制限なし
- 落札システム利用料8.8%
- その他、Yahoo!ショッピングのポイント特典や、雑誌・マンガの読み放題などお得なサービス付き
こんな方にプレミアム会員をおすすめします
- 少しでも高く売りたい方(オークション形式)
- トレカや他の商品を多数出品したい方
- Yahoo!ショッピングを多用する方
少しでも高く売りたい方
プレミアム会員の場合は、「オークション形式」で出品することが可能です。
オークション形式は、買いたい方が多数いる場合に落札額がどんどん上がります。
人気のトレカを売る際は、あえて「1円」で出品し、注目・入札を集めた上でどんどんと落札額を上げる手法も可能です。
プレミアム非会員の場合は、定額出品となりますので、出品時に決めた価格でのみ落札されます。
多数出品する方
プレミアム会員の月額508円(税込み)の元を取りたいと考える方も多いでしょう。
- プレミアム非会員の落札システム利用料:10%
- プレミアム会員の落札システム利用料:8.8%
結論としては、大体42,500円の落札額で510円お得になり、月額費用をペイすることができます。
Yahoo!ショッピングを多用する方
プレミアム会員になると、Yahoo!ショッピングで購入後、5%相当がTポイントやPayPayのポイントとして還元されます。
トレカをBoxで購入することが多い方にはおすすめです。
Yahoo!ショッピングやトラベルでのお得なクーポンなども多数用意されています。
銀行口座の用意(ジャパンネット銀行がおすすめ)
ヤフオクを利用する際は、「ジャパンネット銀行」の口座を開設しておくことをおすすめします。
ヤフオクに関係なく、ネットバンクの口座を1つ持っておくと何かと便利です。
ジャパンネット銀行の口座があると、ヤフオクでの支払いや入金の手数料が全て無料(0円)となります。
私も使っていますが、いまのところ何不自由なく快適に使用できています。
スマホ1つで入金、振込などパパっと処理できますよ。
売りたいカードを準備しよう
ヤフオクを利用する準備が整ったところで、実際に売りたいカードを選びましょう。
カードの相場価格を確認し、売りたい価格を決定しよう
次に選んだカードの相場価格を確認し、売りたい価格を決定しましょう。
ここでは、MTG(マジックザギャザリング)のカードでの具体例を紹介します。
他の方法もあるかと思いますが、私は大まかに以下3点を確認します。
- Wisdom Guildで確認
- カードショップ(例:晴れる屋さん)で確認
- ヤフオクの落札額を確認
以下、私が「裏切りの工作員」をヤフオクで出品した際の調査情報です。
Wisdom Guildで確認
販売価格は参考値として、注目すべきはオークション関係の価格です。
カードショップで確認
私は晴れる屋さんのページで確認することが多いです。
販売価格も買取価格も調べやすく、重宝しています。
以下、買取価格のスクリーンショットです。このときの販売価格は800円でした。
ヤフオクの落札額を確認
ヤフオクのページから、売りたいカードの名前を検索してください。
画面右側に「XXXXの落札相場を調べる」がありますので、選択してください。
直近、落札された商品の一覧情報が表示されます。
こちらで価格などの情報を参照してください。
売りたい価格を決定しよう
チェックした相場をもとに、売りたい価格を決定します。
あくまでも参考ですが、通常は以下のような相場感となります。
「裏切りの工作員」の場合、以下の価格となっていました。
- ショップの買取価格:400円
- ショップの販売価格:800円
- ヤフオクの落札相場価格:約700円
無難にここは700円ですが、私は早く売りさばきたかったため「650円」にしました。
傷や汚れ、および使用有無を確認しよう
売りたいカードの傷や汚れを確認しましょう。
また、対戦で使用したことがあるかも確認しましょう。
カードの状態を細かく確認し、(後で説明する)出品時に正しく記載することで、取引上のトラブルを避けることが目的です。
なお、傷や汚れなどがある場合は価格を下げて出品するのが一般的です。
カードの写真を撮ろう
スマホやデジカメなどでカードの写真を取りましょう。
実際に私が出品した際の写真を紹介します。
今回は4枚セットで出品したため、4枚まとめて写しています。
商品の顔となる1枚目の写真用です。
重ねて少し斜めにすると見栄えが良いハズ。
あなたが考える最高の写真を撮りましょう。
カードの状態を確認しやすいように、表面を全て写したものです。
裏面の状態確認用です。
あと、私はカードの梱包状態の写真も撮っています。
入札する側としては、カードの状態が良くても梱包の仕方が悪いと困りますからね。
少しでも安心して入札してもらえるようにしましょう。
私の場合は通常左図のように梱包して発送します。
- 販売するカードはスリーブに収納
- コモンやアンコモン数枚で補強
- 防水用にビニールケースに収納
カードを梱包しよう
こちらは実際に落札されてからでも大丈夫ですが、私は前述の通り出品時に梱包してしまいます。
使わない、余っているコモンやアンコモンカードを用意しましょう。
出品するカードの表側と裏側をコモン、アンコモンカードで補強(重ねる)しましょう。
雨などの対策(防水)として、ビニールのケースなどに入れましょう。
100均などでも売っています。
売りたいカードをヤフオクに出品してみよう
売りたいカードの準備や価格も決めたので、実際にヤフオクに出品してみましょう。
入力する項目ごとに実例も含めて説明します。
まずはどんな入力項目があるのか、画像で見てみましょう。
最初は多く感じるかもしれませんが、なれるとサクサク入力して終わります。
画像
既に撮ってある写真を選びましょう。
ドラッグ&ドロップまたは、ファイル選択のダイアログボックスから好きな写真を選択してください。
商品名
任意の名前を入力してください。
今のヤフオクは昔に比べて文字数も多くなりました。
マジックザギャザリングの例となりますが、以下のキーワードを含めると良いでしょう。
- MTG(マジックザギャザリング)
- カード名(日本語名/英語名)
- カードセット名
- 言語
- 1枚とか4枚セットなどの商品点数
私が「裏切りの工作員」を出品した際は、以下の商品名を設定しました。
MTG(マジックザギャザリング)】《裏切りの工作員/Agent of Treachery》[M20] 青R 日本語版 4枚セット
カテゴリ
カテゴリは、システム上に登録されているものを順番に選択していきます。
マジックザギャザリングの場合は、以下の順に選択します。
その先に色(白、青など)のサブカテゴリもあります。
オークション > おもちゃ、ゲーム > ゲーム > トレーディングカードゲーム > Magic: The Gathering > シングルカード
商品の状態
以下の状態から適切な状態を選択します。
- 未使用
- 未使用に近い
- 目立った傷や汚れなし
- やや傷や汚れあり
- 傷や汚れあり
- 全体的に状態が悪い
説明
こちらに商品の細かい説明や、入札条件、落札後の発送などの情報を記載します。
テキストベースまたは、HTMLでの入力が可能です。
HTMLを使用した場合は、デザイン面で見やすくできます。
一度自分用のテンプレートを作り、あとは商品名を変えるなどで使い回すことが可能です。
個数
基本的に「1個」です。
同じ商品を複数出品する場合のみ、設定を変更します。
例:1枚の出品を4枚別々に出品したい場合
発送元の地域
発送元の地域を選択してください。
ヤフオクに登録してある住所情報からデフォルト値が設定されるため、基本変更しません。
送料負担
基本的に「落札者」でOKです。
送料負担を「出品者」にして、送料無料にすることも可能です。
送料無料の場合は、落札されやすくなりますが、商品価格に送料を考慮しておくことが必要です。
配送方法
対応できる配送方法を選択してください。
トレカの場合は、「定形郵便」「ゆうパケット(おてがる版)」で良いでしょう。
他の配送方法はトレカのサイズに比べて送料が高くなるため、入札側としては嫌がられるハズです。
定形の封筒にカードを入れて、ポストへ投函するおなじみの配送方法です。
意外と切手を用意しておくのが面倒だったりしますが、格安の配送方法のため、入札側から好まれます。
出品する側は宛名書きなども必要なため、少々面倒です。
重さと大きさは必ず確認しておきましょう。
私も愛用している配送方法で、とにかく「おてがる」です。
高額カードを出品する場合は、カード保護の関係も含め、定形郵便ではなくゆうパケット(おてがる)のみ配送設定するとよいでしょう。
- 匿名配送(出品者、落札者間で個人情報をやり取り不要)
- 宛名書き不要
- ローソンでも発送可能
- 追跡可能
- 定形郵便よりも大きめの商品も発送可(詳しくは以下ページ)
販売形式
プレミアム非会員の場合はフリマ(定額)のみです。
プレミアム会員の場合は、「フリマ(定額)」か「オークション」を選択できます。
価格
販売形式によって設定できる内容が異なります。
フリマ(定額)の場合
定額のため、設定した価格のみとなります。
この金額で入札された場合は、即落札となります。
オークションの場合
オークションの開始価格を設定します。
指定した終了日時になるまで、入札される度に徐々に価格が上がっていきます。
またオークションの場合は、即決価格というものも設定できます。
即決価格で入札すると、その時点で落札できるというシステムです。
色々な戦略を練ることができますが、いくつか基本形を紹介しておきます。
- オークションの開始価格に必ず売りたい価格を設定する
- 即決価格に+α上乗せした価格を設定する
入札側としては、欲しい商品を早く落札したいという場合もあります。
その際に即決価格が設定されており、「早く取引したい>価格の上乗せ分」の関係となると即決価格で入札されます。
- オークションの開始価格を1円、10円、100円などに設定する
- あとはただただ待つ(即決価格は設定しない)
トレカだと中々難しい場合が多いです。
出品数が極端に少なく、それでも人気がある場合に活用できます。
出品数・落札数が多いと、それなりにヤフオク上の相場価格が出来上がるため、上がったとしても大体相場価格となりやすいです。
終了する日時
終了する日時を設定してください。
特に急ぎでなければ、金土日の夜がおすすめです。
色々と調べた限り+自分の経験上、終了時間前に入札が増える場合が多いです。
やはり週末になると休みの方が多いため、ヤフオク利用者も増える傾向です。
商品のアピール
ここは有料オプションになるため、割愛します。
オプション
ここはプレミアム会員のみ設定を変更できます。
以下にチェックを入れるのがおすすめです。
- 終了時間を自動延長する
→終了間際に入札されると自動的に終了時間が延長されます。
→入札争いが続きやすくなり、落札額が上がりやすいです。 - 総合評価で入札を制限する
- 悪い評価の割合で入札を制限する
- 認証の有無で入札を制限する
→これら3つを制限し、一定の信頼できるユーザのみ入札できるようにします。 - 出品者情報を手動で開示する
→一応自分で選択して情報開示するようにします。
最後に間違いが無いか確認しよう
必要事項を入力後、「確認する」ボタンを選択してください。
その後実際の商品ページが表示されますので、問題なければ「出品する」を選択してください。
問題がある場合は「修正する」で入力画面に戻って修正してください。
実際の出品例
私の方で「裏切りの工作員」を出品した際の入力内容と、商品ページの抜粋です。
落札されたカードを発送しよう
無事に落札された際は、実際に売買の手続きを進めた上で、カードを発送していきましょう。
設定した条件などにより若干流れが変わりますが、ここでは基本的な流れを紹介します。
今後、紹介出来る部分は画像を交えて更新していきます。
- 落札者からの連絡を待つ
- 出品者情報を開示する(おてがる版は不要)
- 落札者の支払いを待つ
- 商品を発送する
- 発送したことを連絡する(おてがる版は自動)
- 受け取り連絡を待つ
- 入金される
- お互い評価する(必須ではない)
私の出品した「裏切りの工作員」は、2,600円(送料込2,694円)で落札されました。
ここから、落札システム利用料として、商品代金の2,600円✕8.8%=228円が引かれます。
カード販売額は2,600−228=2,372円(593円/枚)となりますよね。
カードショップで売った場合は400円/枚でしたので、193円/枚高く売れました。
少しだけ手間が掛かりますが、比較的ショップと比較すると高く売れます。
まとめ
トレカをヤフオクで出品する方法について解説しました。
いかがでしたでしょうか。
私はカードを販売する手段の一つとして、ヤフオクの選択肢を持つことは非常に有用と判断しています。
即時お金を手に入れたいときはカードショップの買取、少し時間を掛けたとしても高く売りたい場合はヤフオクなど、そのときに応じて選択することも可能ですよね。
また、地方の方は都心部とは違い、カードを売りたくても近くにカードショップが無いというケースも多いと思います。
カードショップの通販での買取もありますが、配送含めるとヤフオク出品と同程度の手間と時間が掛かりますよね。
そんなときにヤフオクを活用してみてはどうでしょうか。
本記事はここまでとなります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ご意見・ご感想お待ちしております。
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