こんにちは。Naokuroです。
私には一つ小さな夢があります。
それは、「我が子と大好きなMTG(マジックザギャザリング)を一緒にプレイすること」です。
最近、子どもたちと家の中で遊ぶことが多くなってきたため、今がチャンスとばかりにアプローチしてみました。
・・・すると、「やってみたい」との好印象 (๑•̀ㅂ•́)و✧
普段からMTGのカードやプレイを見せていたり、カッコイイ(男の子向け) or カワイイ(女の子向け)カードを選んで見せてみたのが功を奏したようです。
ありがとう「泥棒カワウソ」。
とはいえ、何からどのように教えればよいかと思い悩み、Twitterでアドバイスを求めることにしました。
以下のツイートをしたところ、多くの方からアドバイスをいただきました。
ありがとうございました。(まだまだ募集中です)
子ども(小学生低学年)に少しずつMTGを教えていますが、よい教え方などのアドバイスがあれば情報提供お願いします。
— Naokuro (@Naokuro6) May 22, 2020
実際の体験談(良し悪しどちらでも)なども大歓迎です。
※推奨年齢13歳以上なんて関係なく、子どもたちに広めたい#mtg初心者 #子どもとmtg
本記事は、そんな父と子どもたちのマジックザギャザリングの旅路について書きました。
今のところ、連載記事とする予定です。
なお、Twitterでいただいたアドバイスは随時実践していきます。
必要に応じて記事内で紹介していきますので、他の小さなプレインズウォーカーたちの助けとなれば幸いです。
パーティー紹介
最初に旅の仲間たちを紹介します。
- 子どもたちの先輩プレインズウォーカー
- ただし、MTG歴はトータル2年程の新米プレインズウォーカー
- 第6版、ウルザ・ブロック、マスクス・ブロック時代にMTGと出会う
- その後、MTG仲間が減ったことで引退を決意
→カードを全て売ってしまい20年後に後悔する (;´Д`) - 天野リリアナに心を惹かれ、灯争大戦から復帰して今に至る
→天リリFoilを10万で購入するのを躊躇し、今の高騰っぷりに落胆している - プレイだけでなく、パック開封やサプライも大好き
- 負けず嫌い(勝負事になると大人げないこともしばしば・・・)
- 小学校3年生
- 鬼滅の刃大好き(主人公よりも胡蝶しのぶが好き)
- ポケモンカードは経験済み
- 最近はチェスにも興味あり
- デザートとチーズが大好物
- 負けず嫌い
- 小学校1年生
- 休校中に父と算数(足し算・引き算)を勉強してレベルアップ
- ポケモン大好き
- トミカ→ゾイドに好みが変化
- ポケモンカードは経験済み
- 酒の肴的な食べ物が大好物(松前漬けetc)
- 負けず嫌い
ルール説明(旅の準備)
まずは簡単なルール説明から始めました。
大きく以下の7点について、ざっくり教えてみました。
- 勝利条件
- 色(5色)
- カードの見方
- カードの種類
- カードの唱え方
- ターンの進め方
- 戦闘
なお、スタックやカードの能力は、現段階の彼等には理解が難しいと感じたため、説明していません。
勝利条件は相手のライフを0にすること
ここは一言、二言で説明終わりでした。
プレイヤーのライフは20スタートで、
相手のライフを先に0にしたプレイヤーの勝ちだよ。
分かった
OK
・・・まぁ、ひとまずここはアッサリ薄めで。
色(5色)
本来は色の特徴なども伝えるべきでしょうが、ひとまずMTGには5色のカードがあることを説明しました。
一応、無色や多色のカードも実物も見せながらサラリと説明済み。
このときに、基本土地(5色)と色の対応も説明しました。
基本土地から対応した色のマナ(魔法を使うためのエネルギー)が1つ出るよ。
- 平地=白
- 島=青
- 沼=黒
- 山=赤
- 森=緑
MPみたいなものだね。
聖剣伝説3のマナと似ているね。
- 白=光
- 青=水
- 黒=闇
- 赤=火
- 緑=木
最近ハマっている「聖剣伝説3」の情報が色濃いですが、まぁほぼこの理解で問題ないので次の説明に移ることに。
カードの見方
カードの見方、読み方について説明しました。
改めて見返すと以下の項目に別れていましたので、順番に説明していきました。
- カード名
- マナコスト
- タイプ
- エキスパンションシンボル
- カード能力
- パワー/タフネス
- その他
カード名
まぁここはカードの左上にカードの名前が書いてあるよ・・・でお終い。
改めてカードを見ていて気づいたのですが、漢字部分には全て「振り仮名」が付いている!!
確かに大人でも読めない難しい漢字が使われる場合もありますからね。
カード名は、小さなこどもでも読むことのできる親切設計ということが分かりました。
マナコスト
カード(呪文・魔法)を唱えるためのマナ(エネルギー)の数が書かれていることを説明しました。
ここも「ふーん」程度で次へ。
タイプ
後述の「カードの種類」に説明した内容を記載しました。
土地とかクリーチャーとかの種別です。
エキスパンションシンボル
カードが入っているセットの種類を表すマークで、今回のイコリアだとこんな感じだよ。(左からコモン、アンコモン、レア、神話レアで順番に中々出ないカードになる)
で分かったようです。
絵と情報を結びつけて説明すると、子どもたちには分かりやすいようでした。
カード能力
ここはもう少し理解度が上がってから順次紹介していく予定なので、今は何か書いているね・・・で終わり。
ここには振り仮名は・・・ありません。
今後はMTGを漢字や英語の教材にしよう。そうしよう。
パワー/タフネス
実際のクリーチャーカードを見せながら、
『パワー is 攻撃力』
『タフネス is HP(ヒットポイント)』
『クリーチャーのパワーの数分、相手のタフネスにダメージを与える』
『タフネスが0になったら破壊される』
でどうやら伝わったようです。
ありがとう「聖剣伝説3」!!彼等には戦闘・戦うイメージが出来ていた。
MTG(マジックザギャザリング)の前にRPGをプレイするのが良いかもしれません。
すみません、余計な記事を宣伝してしまいました。(*’ω’*)
その他
その他として、カード左下のレアリティマークを説明しました。
パック開封時に見るポイントの一つですよね。
- L(ランド=土地)
- C(コモン)
- U(アンコモン)
- R(レア)
- M(神話レア)
改めてですが土地だけ『L』なんですよね。土地でもレアになると『R』と記載されますし、ここは私もよく分かりません。
カードの種類
カードの種類に関しては以下の7つがあると説明し、最初は土地とクリーチャーのみ覚えてもらいました。
他の種類に関しては、対戦しながら少しずつ説明しています。
- 土地
- クリーチャー
- エンチャント
- ソーサリー
- インスタント
- アーティファクト
- プレインズウォーカー
カード(呪文)のプレイ方法
カードをプレイする(唱える)ための方法を教えました。
- マナの出し方
- マナコスト
マナの出し方
以下の2点をじっくりと説明しました。
- 土地からマナを生み出すためには、土地カードを『タップ』すること
- 土地カードをタップすると、対応する色のマナが1つ出ること
マナコスト
まず、カードのマナコスト欄を見て以下の点を説明しました。
- 色マナの数がいくつあるか
- 無色マナの数字がいくつか
- 混合マナはどちらの色でもよい
- Xマナは0以上の好きな数を使って良い(今時点はサラリと流しました)
理解できたかな・・・というタイミングで一問一答形式で繰り返し練習しました。
具体的には以下の手順を繰り返して、何度も練習です。
- 5色の土地を2〜3枚ずつテーブルに並べる
- テキトーにカードを選びライブラリーを作る
- ライブラリーの上からカードを引く
- 引いたカードを表にしてテーブルに出す
- 出したカードのマナコスト分、土地カードをタップさせる
- 3に戻る
間違えずに大体できたところで次の説明へ。
ターンの進め方
ターンに関しては、対戦で何度も繰り返して覚えてもらう必要があります。
教えてて感じたのですが、子どもたちには情報量が多すぎたようです。
最初に教えた段階としては、
『各プレイヤーのターンを交互に繰り返す』
『ターンは以下の5つのフェイズがある』
- 開始フェイズ
- 戦闘前メインフェイズ(第1メインフェイズ)
- 戦闘フェイズ
- 戦闘後メインフェイズ(第2メインフェイズ)
- 最終フェイズ
を簡単ですがざっと説明していきました。
も、もちろんマナの持ち越しやバットリなどは難しくて無理です。
開始フェイズ
- アンタップステップ
- アップキープステップ
- ドローステップ
アンタップステップ
アンタップステップは、「土地を再度使ったり、クリーチャーを再び戦わせるために横向きにしたカードを元に戻すこと」と教えました。
ルール自体は理解できたものの、実際の対戦時にアンタップを忘れてしまうこともよくあります。私も最初はそうでした・・・。
子どもたちと
「アンタップ」「アップキープ」「ドロー」
と忘れないよう対戦中に声がけしている毎日です。
アップキープステップ
アップキープステップは、時が来たら教えることにしました。
きっとまだ先のことになるでしょう・・・。
ドローステップ
ドローってなぁに?
カードを引くことだよ
なるほど、当たり前のように使っていましたが、子どもたちにとっては意味不明な単語なのですね。
戦闘前メインフェイズ
「土地カードを出せること」
「土地カードは自分のターンに1枚のみ出せること」
「すべての呪文カードがプレイできること」
を教えました。
戦闘フェイズ
- 戦闘開始ステップ
- 攻撃クリーチャー指定ステップ
- ブロッククリーチャー指定ステップ
- 戦闘ダメージステップ
- 戦闘終了ステップ
戦闘開始ステップ
「戦闘開始時に誘発する能力が〜」
など細かいことは置いておき、
「戦闘するかしないかを決めて宣言してね」
とだけ伝えました。
攻撃クリーチャー指定ステップ
「攻撃したいクリーチャーを選んでタップしてね」と教えました。
息子の方はすんなりと理解できたのですが、娘の方がポケモンカードのクセが抜けないのか、攻撃するときにワザを使うからマナ支払って・・・とよく間違えています。
何度かやっていますが、これが中々やめられないようです。
他のカードゲームを触っていると、ルールを混同しやすいことが分かりました。
ブロッククリーチャー指定ステップ
「相手のクリーチャーの攻撃を自分のクリーチャーで防御(ブロック)するか選べるよ」
「タップ状態のクリーチャーはブロックできないよ」
「ブロックするクリーチャーは複数指定することも可能だよ」
という点を教えました。
戦闘ダメージステップ
「戦闘のダメージをお互いに与えるステップだよ」
「ここでタフネスが0になったクリーチャーは破壊されて墓地に行くよ」
と教えました。
もちろん「先制攻撃」などは教えていません。
ここでは、実際にクリーチャーカードを並べて一問一答形式で理解を深めてもらうことにしました。
1対1や1対Nの構成を組み替えながら、この場合はどのクリーチャーが破壊されるのか?破壊されないのか?という問題に答えてもらいました。
戦闘終了ステップ
今の段階は、こういうステップがあるよとだけ伝えました。
戦闘後メインフェイズ
戦闘前メインフェイズと同じことが出来ることと、土地は1ターンに1枚しか出せないポイントのみ伝えました。
現段階では「戦闘してから呪文を使った方が良い場合もある」のような話は理解できないでしょう。
最終フェイズ
- 終了ステップ
- クリンナップステップ
終了ステップ
ここもさらっとですね。こういうステップがあるよとだけ伝えました。
クリンナップステップ
「クリーチャーに与えられたダメージが回復するよ」
「手札が7枚より多い(8枚以上)の場合は手札を捨ててね」
という点を説明しました。
回復って「ヒールライト」や「まんまるドロップ」を使ったときと同じでしょ?
僕も分かるよ
そ、そうだね。合っているよ。
自動的に毎ターン回復するんだよ。凄いよね。
ここでも「回復」という言葉は理解し易かったようです。
ターン、フェイズと呪文の唱えられるタイミング
私の方でフェイズ・ステップとカードの種類の対応表を作り、いつどんなカードがプレイできるのか分かり易くしてみました。
対戦中に見ながら覚えてもらっています。
公式の解説ページや動画が思っていたよりも分かりやすい
後から気づいたのですが、公式にてルールの解説ページや動画が用意されていました。
昔、私が始めたときとは大違いです。良い時代になりましたよね。
私のときは、第6版のトーナメントパックに入っていたルールブック(小冊子)とよくにらめっこしていたのを思い出します。分かりづらい和訳だった記憶があります。
それはともかく、これから子どもたちに教える方は、以下のページや動画も参照するとよいですよ。(子どもだけでなく大人で始められる方にも良いかと思います)
デッキ構築(装備の確認)
まずはプレリリースキットを開封
パック開封の楽しさも知ってもらいたかったので、ちょうど未開封で冷凍保存されていたプレリリースキットを使いましょう。
今回プレリイベントが開催されず、売れ残っていたプレリキットを計3個救ってきたのですが、役に立つ場面ができてプレリキットたちも嬉しかったはず。
使いたいカードを選んでもらった結果
それぞれのプレリキット+プレリキットのおまけ1パックを楽しみながら開封し、出てきたレアカードを見てみました。
どちらもシールドデッキとしては、中々良いレアが出たようです。
こちらのヨーリオンはFoilです。
この中のレアカードで何を使いたい?
ヨーリオン(Foil)
ヨーリオン
ヨーリオン
なんと、2人ともヨーリオンを指名したではありませんか。
まさか彼らは「相棒(companion)」の強力さを知っているのか!?
と一瞬頭をよぎりましたが、まぁイラスト的に好みだったようです。
確かにヨーリオンは綺麗なイラストですからね。
私としては今の段階で相棒メカニズムを彼らに説明できる自身が無いため、通常の4/5バニラクリーチャーとして使ってもらうことになります。
まぁリミテッドでは充分強いですよね。
通常の4/5バニラクリーチャーでよろしくね。
あ、最初は「飛行」も付かないから。
我が強さを封印するとは何たる仕打ち・・・
我を擁するデッキはTier1になっているのに・・ゴニョゴニョ
ひとまずデッキは父の方で組みました
今のところ、子どもたちはマナカーブとか、リミテッドにおける採用枚数のバランスなど分かるわけもありません。
よって、私の方で子どもたちに選んでもらったカード(ヨーリオン)を軸に、クリーチャー多めでデッキを組みました。
2人とも青白だと面白くないため、娘は青白、息子は青黒の2色デッキにしました。
カードをスリーブに入れましょう
カードは大事に丁寧に扱うようしっかり教育しました。
ここでしっかり教えておかないと、家族以外の方との対戦時に失礼なことをする可能性もあるため、要注意です。
そんなわけでデッキに入れなかったレアカードやFoilを透明スリーブに入れた後、デッキのカードを一緒にスリーブに入れました。
その内、レアカードとコモンカードの扱いの格差社会にも気づくことでしょう。
我が家ではレアカードやFoilカードは何であれ、丁重に扱われます。
コモン・アンコモンカードは、4枚まで丁重に扱われて収納されますが、それ以降は雑なものです。 ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
対戦(旅の出発)
デッキも組みましたので、いざ対戦へ。
まずは接待プレイにて勝利の喜び体験を
最初の方で紹介しましたが、我が家は基本「負けず嫌い」です。
子どもたち同士でポケモンカードを対戦したときも、負けた方が号泣してしまうという大惨事が何度もありました・・・。
そこで、Twitterのアドバイスを参考に、接待プレイ(勝たせてあげる)を試してみました。
・・・すると、子どもたちの表情に満面の笑みが。
やった~!!パパに勝った!!
どう、面白かった?
(食い気味で)うん!!
またやろうね(ニヤリ)
良い意味で「接待プレイ」が効果的でした。
やはり、「勝利」する体験は格別なご馳走のようです。
子どもたち同士で対戦
子どもたち同士でも対戦させてみようか・・・と思いましたが、やめました。
そうです。勝負事には基本、勝者と敗者が生まれてしまいます。
現段階で敗者となった方が、悲しみのあまり魔法の世界から現実世界に帰ってしまい、2度と戻ってこない可能性があります。
というわけで、子どもたち同士の対戦はしばらく保留・・・。
対戦→ルール確認→対戦と交互に繰り返す
結果的に今は父と娘 or 息子のどちらかで対戦し、対戦しない方は一緒に見ているというやり方を続けています。
その中でルールの再確認や、不明点の説明を繰り返している今日この頃です。
今では、子どもたちから「MTGやろうよ」と言ってきてくれるようになってきました。
最初の下準備としては上々ですね。
まとめ
「小さなプレインズウォーカーたちとの旅〜第1回〜」は以上となります。
気づいたことはルール自体よりも、「漢字が多い」ことが障害となりますね。
ルールは大体分かっていても、カードに書かれていることが読めないと、何も分かりませんからね。
今のところは、カード能力をなるべく参照せずに対戦していますが、読んであげながら内容を説明し、徐々に覚えてもらおうと思います。
まだまだ旅の序盤ですが、滑り出しは好調だと判断しています。
引き続きアドバイスも参考にしながら、子どもたちとのマジックザギャザリングライフを楽しんでいきます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
今後も子どもたちとのMTGに関係する内容は、「#子どもとmtg」のハッシュタグでTweetや記事・動画を紹介していきます。
よろしければ、確認してみて下さい。
また、記事のコメント欄やTwitterなどで感想や意見も募集していますので、よろしくおねがいします。
それでは、良いマジックザギャザリングライフを楽しみましょう。
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