はじめに
2025年9月発売の「スパイダーマン」Universes Beyondセットは、カード内容だけでなく新しい遊び方でも注目を集めています。その名も 「Pick Two(ピック・ツー)ドラフト」。
2025年6月20日に日本公式サイトで正式に発表され、従来のドラフトとは異なる仕組みがプレイヤーの間で話題を呼んでいます。今回はこの新形式について、仕組み・メリット・懸念点を整理し、どんな体験ができそうかを解説します。
Pick Twoドラフトとは?
従来のMTGドラフトは、8人でそれぞれ3パックを開封し、1枚ずつカードを選びながら隣に回すのが基本でした。これに対してPick Twoドラフトは、4人用にデザインされた新しい形式です。
- 参加人数:4人
- ドラフトの流れ:
- 各プレイヤーがパックを開ける
- 1回のピックで 2枚同時にカードを選ぶ
- 残りを隣に回す
- これを繰り返してデッキを構築する
少人数でも成り立つよう設計されており、従来の8人ドラフトより短時間で楽しめるのが特徴です。
メリット
- 少人数で遊べる
8人を集めるのは難しいですが、4人なら気軽に遊べる。身近な友人グループや店舗の小規模イベントでも成立。 - シナジーを組みやすい
2枚同時に取れるため、除去+フィニッシャー、コンボパーツなどをセットで確保しやすい。デッキ構築の幅が広がる。 - 新鮮な体験
従来の「1枚ピック」とはテンポ感が大きく異なり、カジュアル層にも新しい楽しみ方を提供。 - 公式設計の意図
「8人を集める負担を減らしたい」という開発側の意図が明確。ドラフトをもっと身近にする狙いがある。
懸念点・デメリット
- デッキパワーの偏り
強力なカードを同時に2枚押さえられるため、デッキが極端に強くなるケースが出やすい。 - カードプールの狭さ
4人で回すため総カード数が少なく、デッキの多様性が損なわれる恐れあり。シールド寄りの構築になる可能性も。 - 競技性は低め
カジュアル向けであり、公式大会シーンへの導入は考えにくい。
プレイヤーの声
- 「4人で遊べるのは本当に助かる!」
- 「シナジーが組みやすいのは魅力」
- 「競技性はないけど、カジュアルとしては楽しみ」
- 「2枚同時ピックで環境が壊れないか心配」
SNSや海外メディアでも、肯定と懸念が真っ二つに分かれています。
まとめ
「Pick Two」は、スパイダーマンセットを象徴する新要素のひとつです。
- カジュアル層にとっては新鮮で遊びやすい体験
- 競技プレイヤーにとってはバランス崩壊や多様性低下の懸念
実際の評価は、プレリリースや発売後のプレイヤー体験によって固まっていくでしょう。
気軽に遊べる新しいフォーマットとして広まるのか、それとも一過性の話題で終わるのか──注目の実験的フォーマットです。
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