どうも。Naokuroです。
最初に言っておくと、今回はダラダラとした雑記になります。
みなさん、先日開催された「2020年シーズン・グランドファイナル」の熱い激闘を観戦しましたか。
私は在宅勤務の合間に少しだけ観戦・・・・いや、正直言うと、グランドファイナルの観戦ガッツリで合間に在宅勤務でした。。すみません。
私はDay 3の終盤戦を全て観戦していたのですが、優勝したオースティン・バーサヴィッチ選手の「投げ飛ばし」が印象的でした。観戦中のチャット内では「MTG柔道」とも呼称され、華麗に一本を決めた勝ち方が特に格好良かったです。
2020年シーズン・グランドファイナルは、みなさんもご存知の通り「オムナスアドベンチャー」デッキで埋め尽くされていましたよね。一方で、「ディミーア・ローグ」や「グルール上陸アグロ」など対「オムナスアドベンチャー」を意識したデッキも奮闘を見せたものの、惜しくも途中で敗退してしまいました。
巷では「オムナス」を使用したデッキに否定的な意見が多いものの、トップレベルのプレイヤー達による「オムナスアドベンチャー」ミラー戦は、感動すら覚える激闘だったと感じました。制限時間を使い切るギリギリまで熟考し、無数の選択肢からお互い最後の一手まで勝利を追い求める姿・・・。私は手に汗を握りながら双方のプレイに見とれていました。
おそらく多数の方が「オムナスアドベンチャー」を自分も使ってみたい!!と思ったことでしょう。私も少し興味が湧いた一人です。
・・・ところが。
その翌日に「禁止改定」が発表されました。
またもや指定されたフォーマットにて「禁止」という禁固刑に処されたカードたち。
スタンダードフォーマットにて
《創造の座、オムナス》
《幸運のクローバー》
《僻境への脱出》
これら3枚のカードが禁止されてしまいました。
まぁ、MTGプレイヤーのみなさんの多くは「やっぱりね」と、驚きもなく現実を受け止めていたことでしょう。私もその一人です。朝起きて最初にTwitterで情報を見たときは、悟りを開いた僧侶のような表情&気持ちでただただ眺めていました。
それにしても、「エルドレインの王権」は一体、何枚のカードを禁止すればいいのか。WoCがカードパワーを強くしたと公言していたものの、流石に禁止しすぎですよね・・・。
禁止改定の影響は・・・
今回の禁止改定は、どれほどのプレイヤーやショップ影響を与えたのでしょうか。プレイできた期間が短い分、ウーロよりも被害は少なそうですが、個人的な見解は以下の通りです。実際の状況と異なっていたらスミマセン。
MTGAをメインにプレイしているプレイヤーの場合は、損害はほぼ無いと考えます。
何と言っても、禁止されたカードのレアリティ・保有枚数に応じて、ワイルドカードが補填されます。持っているカードが奪われるわけでもないため、実害ありません。
強いていうと、自分が愛用していたデッキが使えなくなってしまう位でしょうか。
紙(スタンダード)をメインにプレイしているプレイヤーは、プレイヤーの中で一番被害が大きいと考えます。
BOXやパック開封で自引きしたカードのみでデッキを組めている方もいるかと思いますが、多くは必要なカードをシングル購入で揃えているはずです。下環境の受けも無いと、ただただ使えないカードが残るので、非常に辛い。買取額も激減しているので、今更売っても辛く。ただただ、辛い。
下環境もプレイされているのであれば、《創造の座、オムナス》は充分に強いカードとして使い続けられるます。全く使用できないカードとして保有し続ける・・・ということは少ないでしょう。
パイオニア、モダン、レガシーなどプレイしているフォーマットが多いほど、受けが広くなるでしょう・・・。とはいえ、始めたばかりの初心者には敷居が高い。
今回は、カードショップが一番被害が大きそうです。プレイヤー視点では、紙の公式発売前にMTGAをベースとした環境の情報をキャッチして、《創造の座、オムナス》の購入は危なそうだな・・・と判断することもできました。
ただ、カードショップ視点で考えると、何か禁止されそうだなという予測があったとしても、その時点の需要と供給のバランスで販売や買取価格を設定しないと商売になりません。《創造の座、オムナス》がスタンダードで絶頂期(短い間でしたが)のときに、買取500円とか言われても誰も買取に持ってきてくれませんよね・・・お店として商品が仕入れられないと売上が上がらない。
また、ショップの規模に応じて買取や販売量も比例するかと思うので、大小関係なくダメージを受けているかと思います。
そんな中、禁止カードをシングル購入した方にポイント返金しているお店もありましたよね。この素晴らしい企業努力には頭が上がりません。
この記事を読んでいる方は、どれに当てはまった方が多いでしょうか。
私は、《創造の座、オムナス》を2枚保有していますが、全てBOX開封から入手したものです。使わなかったら高く売れると思っていたので、そこが断たれたのが残念な位です。
最近の状況を踏まえると、新しいセットが出たとしても環境初期はMTGA主体、環境が落ち着いてから紙に参入が良さそうな気がします。
最近のWoCに思うこと
「灯争大戦」や「エルドレインの王権」以降、WoCは意図的にカードパワーを強くしていると公言していました。確かに、カードパワーが低いと欲しいカードが少ない or 無いため、結果的にBOX/パックが剥かれなくなるでしょう。そうなると、企業としては売上・利益を確保できず、衰退していきます。
私は、この視点の考えを悪いとは思っていなく、1つの正しい選択だったと判断しています。
ただ、カードパワーを強くし過ぎた感は否めません。1枚のカードにあれもこれもと能力を付けた結果、たび重なる禁止改定に繋がっています。バランス調整云々というよりも、カード単体を強力にしすぎたと考えます。
バランス調整、果たしてしっかりやられているのでしょうか。私としては、しっかりテスト・バランス調整チームの人員を確保し、可能な限りテストプレイを実施していると思っています。(と信じたい)
一方で、昨今のSNSの普及なども相まって、全世界のプレイヤー間の情報流通スピードは以前よりも格段に増しています。MTGAのプレイヤーが増えてきたことも相乗効果があると考えます。
仮にバランス調整チームが100人(そんなには確保できないとも思いますが)いたとしても、100人 vs 全世界のMTGプレイヤーのアイディアの戦いと考えると、無理ゲーでしょう。とはいえ、WoC(企業)として、たび重なる禁止改定を発表してしまったことに対する考え、今後どのように対応していくのかを明確に発表して欲しいものです。
WoCさん、とりあえず謝りましょう。販売店、ユーザあってのMTGです。
個人的な改善案
私の方で考えた改善案は以下の通りです。戯言かもしれませんが、個人の一意見として読んでみてもらえればと思います。
- MTGAをβテストとして活用、バランス調整を繰り返した後、紙のカードを市場に流通
- 調整対象の環境(カードのプール)自体を小さくする。例:ブロック制の復活
- 強カードに対抗する明確な手段(カード)を用意
MTGAをβテストとしても活用するぞ〜案
いっそのこと、全世界のMTGプレイヤー&MTGAをβテストとして活用しましょう。βテスト中であればカードの効果を変えることもデジタルなので容易(開発工数は一旦小さいと想定)なハズ。βテスト完了を判断してから、カードリストを確定し、紙のカードを市場に販売・流通するのはどうでしょう。
お試しとして1回やってみる価値はあるかと考えます。
問題・課題が見つかったら、それらを改善した新しい方法を考えればよい。
スタンダードのカードプールを小さくするぞ〜案
カードの調整プール自体を少なくする。つまるところ、スタンダードをブロック制に戻してはどうでしょうか。カードプール自体が小さいのであれば、調整に掛かる時間も少なくなるハズ。
私自身はブロック制を実体験していないものの、当時の記事を調べた限り、スタンダードの環境移り変わりが早すぎてプレイヤーが追いついていけなかったとの理由がありました。ん・・・、今のスタンダードは果たしてみんな環境に追いつけているのでしょうか。MTGA上では追いつけるかもしれませんが、紙に関してはお金の面を含めて辛いハズ。
じゃあブロック制に戻してみましょう。やってみよう。
対策カードを刷っちゃうぞ〜案
もう禁止しなければならない・・・と判断した際に、禁止するのではなく、対策となりつつバランス調整できるカードを新しくデザインして刷っちゃいましょう。既存のカードはそのままに、環境のメタゲームを動かしちゃいましょう。
カードデザインはちょっと大変かもしれませんが、やるっきゃない。だって禁止するまでのカードを刷ってしまったのだから。
紙の生産ラインなどの調整は企業として頑張って対応してください。
あとは、最初からじゃんけんみたいに相性がある強力なカードをデザインしてはどうでしょう。A→Bに強く、B→Cに強く、C→Aに強いみたいな感じ。
最後に
たび重なる禁止改定。流石にやり過ぎ感もあり、否定的な意見が多いのは致し方なし。私としても肯定的な思いと否定的な思いが混ざりあった複雑な気持ち。
なんとかWoCには今後の展望を踏まえた発表をしてもらいたい。そしてひとまず誠意を見せて欲しい。
色々とありましたが、私はマジックザギャザリングというカードゲームが大好きです。この気持ちに変化はありません。
さて、週末の対戦に向けて、新しいデッキを作ろうっと。新しい環境、新しいデッキとの出会いが楽しみです。
MTG好きのみなさんも、一緒に新しい環境を楽しんでいきましょう。
だらだらと書いてしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
Naokuroでした。
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