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ディズニーロルカナTCG初心者入門:基本ルールとプレイの始め方を徹底解説!

ディズニーロルカナTCG
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魔法のインクで描かれる、新たなディズニーの世界へようこそ!

ディズニー・ロルカナ・トレーディングカードゲーム(TCG)は、ディズニーファンとカードゲームファンの両方が楽しめる新たな冒険の舞台です。プレイヤーは魔法使い「イルミニア」となり、魔法のインクで「グリマー」と呼ばれるディズニーキャラクターやアイテムを描き出し、ロルカナの世界に隠された「伝承(ロア)」を探し集めます。

本記事では、ディズニーロルカナTCGの基本ルールやその魅力を詳しく紹介します。さあ、魔法のインクであなたの物語を始めましょう!

なお、本記事の内容は現時点での米国公式サイトの情報に基づいて作成していますが、公式ルールの日本語版が後日公開される予定です。使用している用語が公式ルールと異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。最新の情報については、公式サイトをご確認ください。


参考文献
  • 本記事の内容は、米国公式サイトの情報を基に作成しています。
  • インクの種類については、WARGAMERの情報を参考にしています。

ディズニーロルカナTCGとは?

ディズニーロルカナTCGは、プレイヤーが魔法使い「イルミニア」となり、魔法のインクを使ってディズニーキャラクターやアイテムを「グリマー」として描き出すカードゲームです。プレイヤーは自分のデッキを組み、ロルカナの世界を旅していきます。

この世界では、ディズニーの人気キャラクターたちが登場し、彼らと共に冒険を繰り広げます。各キャラクターやアイテムには独自の能力があり、それらを組み合わせて戦略的にゲームを進めることが勝利への鍵となります。プレイヤーはロアを集め、相手の戦略を妨害しながら、自らの目標達成を目指します。

ディズニーロルカナTCGは、友人や家族と楽しむことができ、ディズニーの世界観を深く体験できるゲームです。あなたも「イルミニア」として、魔法のインクで新たな冒険に出かけてみませんか?

ゲームの目的と勝利条件

ディズニーロルカナTCGでは、プレイヤーは「ロア」を集めて勝利を目指します。最初に20ポイントのロアを集めたプレイヤーが勝者となります。ロアは主にキャラクターをクエストに送り出して獲得しますが、一部のカード能力でもロアを得ることが可能です。ゲームを進める中で、相手のクエストを妨害し、自分のキャラクターを守ることも重要な戦略となるでしょう。

インクの種類と特徴

ディズニーロルカナTCGには、独自のテーマと戦略を持つ6種類のインクが存在します。プレイヤーは、これらのインクの特徴を理解し、最大2種類のインクを選んでデッキを構築することで、ゲームを有利に進めることができます。各インクの特性を活かした戦略こそが、勝利への鍵となるでしょう。

  • アンバー (Amber)
  • エメラルド (Emerald)
  • サファイア (Sapphire)
  • アメジスト (Amethyst)
  • ルビー (Ruby)
  • スチール (Steel)
インクの種類

アンバー (Amber)

アンバーインクは、キャラクターのサポートや保護に重点を置いたインクです。仲間を守るヒーリングやサポート能力を持つキャラクターが多く、安定した盤面を維持しながら戦うのが得意です。また、速攻で相手を攻めるアグロ戦略にも対応しています。

エメラルド (Emerald)

エメラルドインクは、相手の手札や盤面を操作しながら、自分のアドバンテージを高める戦略が特徴です。相手にカードを捨てさせたり、自分の手札を増やす能力に優れ、戦場をコントロールしつつ、状況に応じて柔軟に対応できるキャラクターが多いです。

サファイア (Sapphire)

サファイアインクは、リソース管理やコンボプレイに長けたインクです。多くのリソースを素早く蓄え、強力なコンボを駆使して一気にアドバンテージを得ることができます。計画的にゲームを進めたいプレイヤーに向いており、戦術性の高いプレイスタイルを実現します。

アメジスト (Amethyst)

アメジストインクは、捨て札からカードを回収できる能力が多いのが特徴です。相手を妨害しながら、自分の手札を増やす能力に優れており、長期的な優位を築くことが得意です。複雑な戦略を好むプレイヤーに向いており、計画的なプレイが要求されます。

ルビー (Ruby)

ルビーインクは、攻撃的で大胆なプレイスタイルをサポートするインクです。強力でスピーディなキャラクターが多く、すぐに攻撃を仕掛けられる「ラッシュ」能力を持っています。また、相手のキャラクターを即座に除去できる強力な効果も備えており、攻撃主体のデッキ構築に非常に適しています。

スチール (Steel)

スチールインクは、強力な物理的強さと耐久力を特徴とするインクです。多くのキャラクターが高い耐久力を持ち、ダメージを受けても簡単には倒れません。防御的なプレイスタイルに優れ、相手の攻撃をしのぎつつ、長期戦で有利に立つ戦術に適しています。

使用するカードの種類と役割

ディズニーロルカナTCGでは、さまざまな種類のカードが登場し、それぞれが異なる役割を果たします。これらのカードは、プレイヤーのデッキ構築と戦略に深く関わり、ゲームの展開を左右します。以下に、主要なカードの種類とその役割について説明します。

  • キャラクターカード (Characters)
  • アイテムカード (Items)
  • アクションカード (Actions)
  • ソングカード (Songs)
  • ロケーションカード (Locations)

キャラクターカード

キャラクターカードは、ゲームの中心となる要素です。プレイヤーはこれらのカードを使用してキャラクターをクエストに送り出したり、相手のキャラクターと戦闘(チャレンジ)を行ったりします。各キャラクターには攻撃力や防御力が設定されており、特別な能力を持つものもあります。

アイテムカード

アイテムカードは、場に出した後、ゲーム中に特定の能力を提供するカードです。これらはキャラクターや他のゲーム要素を強化し、継続的に効果を発揮することができます。

アクションカード

アクションカードは一度限りの効果を持つカードで、プレイ後は捨て札になります。ゲームの流れを一時的に変えるために使用され、瞬間的な有利を得ることができます。

ソングカード

ソングカードは、特別なアクションカードの一種です。通常のコストを支払う代わりに、特定のコスト以上のキャラクターをエクサートして「歌わせる」ことでプレイできます。この方法を使うと追加のインクを消費せずにカードを発動でき、戦略に柔軟性をもたらします。

ロケーションカード

ロケーションカードは特定の場所や環境を表すカードで、場に出すと特定の効果を発揮します。キャラクターをこれらのロケーションに移動させることで、さらに強力な効果を引き出すことが可能です。

カードの構成要素

ディズニーロルカナTCGのカードは、いくつかの主要な要素で構成されています。これらの要素は、カードがゲーム内でどのように機能するかを決定する重要な情報を提供します。

一般的なカードの構成要素

  1. コスト (Cost)
    カードの左上にある六角形の中の数字で表示されます。これは、そのカードをプレイするために必要なインクの量を示しています。
  2. インクウェルアイコン (Inkwell Icon)
    コストの周りにアイコンが表示されているカードは、インクウェルに追加してインクとして使用することができます。
  3. カード名 (Name)
    カードの名前です。キャラクターカードの場合は、名前の下にバージョン名も表示されます。
    (同じキャラクター名でもバージョンによって別カードの扱いとなります)
  4. インクの種類 (Ink Type)
    カードがどのインクの種類に属するかを示しています。
  5. 分類 (Classifications)
    一部のカードルールで参照されるカテゴリーで、カードの効果や特性に関連しています。
  6. 能力と効果 (Abilities and Effects)
    キャラクター、アイテム、ロケーションカードにはストーリーベースの名前が付けられた特別な能力があり、アクションカードには特定の効果が記載されています。よく見られる一般的な能力には、太字のキーワード(例:「Evasive(回避能力)」など)が使用されます。
  7. 攻撃力 (Strength)
    キャラクターカードの戦闘時に与えるダメージ量を示します。チャレンジ(戦闘)の際、この数値分のダメージを相手キャラクターに与えます。
  8. 耐久力 (Willpower)
    キャラクターやロケーションカードが受けるダメージに対する耐性を示します。この値を超えるダメージを受けると、カードは「追放」(バニッシュ)され、捨て札になります。
  9. ロア値 (Lore Value)
    クエストに成功した際に得られるロアの量を示します。キャラクターが持つロアの価値は、そのキャラクターがクエストに参加する際に重要です。

ロケーションカードの構成要素

  • インクコスト (Ink Cost)
    ロケーションカードをプレイするために必要なインクの量を示しています。
  • 移動コスト (Move Cost)
    キャラクターをこのロケーションに移動させるためのコストです。このコストを支払うことで、キャラクターがロケーションの効果を受けられるようになります。
  • 耐久力 (Willpower)
    ロケーションカードの耐久力を示しています。
  • 能力 (Ability)
    ロケーションカードが持つ特定の効果や能力が記載されています。
  • ロア値 (Lore Value):
    ロケーションカードが持つロアの量を示しています。ターンの開始時に、プレイヤーはこの値に基づいたロアを獲得し、ゲームの勝利条件に近づくことができます。

カードのレアリティ

ディズニーロルカナTCGでは、各カードにレアリティが設定されており、カードの希少性や価値を示しています。以下は、ディズニーロルカナTCGにおけるレアリティの一覧で、リストの下にいくほど、カードの希少性が高まります。

  1. コモン(Common):灰色の円のアイコン
  2. アンコモン(Uncommon):開いた本のアイコン
  3. レア(Rare):茶色の三角形のアイコン
  4. スーパーレア(Super Rare):銀色のダイヤ型のアイコン
  5. レジェンダリー(Legendary):金色のアイコン
  6. エンチャンテッド(Enchanted):虹色のアイコン

デッキ構築の基本

ディズニーロルカナTCGでは、プレイヤーがゲームを進めるためには、まず自分のデッキを構築する必要があります。デッキ構築にはいくつかの基本的なルールと戦略があり、これを理解することでゲームをより楽しむことができます。

  • デッキ枚数
    デッキには最低60枚のカードが含まれている必要があります。60枚を超えるカードを含めることもできますが、特定のカードを引く確率が低くなるため、通常は60枚に留めることが推奨されています。
  • インクの種類
    デッキには最大で2種類のインクを選ぶことができます。これにより、異なるインクのキャラクターやアイテム、アクションカードを組み合わせて、独自の戦略を展開することが可能です。インクの組み合わせによって、攻撃的、守備的、バランス型など、さまざまなプレイスタイルを実現できます。
  • 同じカードの制限
    同じカードは1つのデッキに4枚までしか入れることができません。異なるバージョンの同名キャラクター(例:Kida – AtlanteanとKida – Royal Warrior)は、別々のカードとしてカウントされるため、4枚ずつ含めることが可能です。
  • カードのバランス
    効果的なデッキ構築には、キャラクターカード、アイテムカード、アクションカード、ソングカード、ロケーションカードなど、さまざまなタイプのカードをバランスよく組み込むことが重要です。これにより、ゲームのあらゆる局面に対応できる柔軟なデッキが作成できます。
  • 戦略的なカード選択
    デッキに入れるカードは、特定の戦略に基づいて選択する必要があります。たとえば、攻撃的な戦略をとる場合は、速攻で相手にダメージを与えるカードを多く含めるのが良いでしょう。一方で、守備的な戦略をとる場合は、耐久力の高いキャラクターや相手の攻撃を無効化するカードが効果的です。
  • ロアの獲得を考慮する
    デッキ構築の際には、ロアを効率的に獲得できるカードを選ぶことも重要です。ロアの価値が高いカードや、クエストでロアを集める能力を持つキャラクターを含めることで、ゲームの勝利条件に迅速に近づくことができます。

ゲームの準備

ディズニーロルカナTCGを始めるためには、まず基本的な準備が必要です。ゲームの準備は、プレイヤーがスムーズにゲームを進めるための重要なステップです。各プレイヤーは自分のデッキを用意し、初期手札を整え、ゲームをスタートするための設定を行います。以下の手順に従って準備を進めましょう。

  1. デッキの準備
    • 各プレイヤーは自分専用のデッキを使用します。デッキには最低60枚のカードが含まれている必要があります。
    • ダメージカウンターとロアの追跡用の方法(ロアトラッカー)を用意します。これらはスターターデッキに付属しています。
  2. 最初のプレイヤーの決定
    • コインやダイスなどを使用して最初のプレイヤーを決定します。
  3. デッキのシャッフル
    • 各プレイヤーは自分のデッキをよくシャッフルします。
    • ロアトラッカーを0にセットします。
  4. 初期手札の確認
    • 各プレイヤーはデッキから7枚のカードを引いて手札にします。
  5. 初期手札の交換
    • 各プレイヤーは初期手札を一度だけ交換することができます。
    • 好きな枚数のカードを手札からデッキの一番下に戻し、手札が再び7枚になるまでデッキからカードを引きます。
    • 最後にデッキを再度シャッフルしてゲームを開始します。

カードの配置

ゲームをスムーズに進行させるためには、各カードや要素を適切にテーブル上に配置する必要があります。以下の図を参考に、それぞれの要素がどこに配置されるかを説明します。

  1. デッキ
    左上に自分のデッキを置き、そこからカードを引きます。
  2. 捨て札置き場
    デッキの下に、使用済みのカードやバニッシュされたキャラクターを表向きで置きます。
  3. ロアトラッカー
    デッキの横にロアトラッカーを配置して、ゲーム中のロアを管理します。
  4. 場に出ているカード
    プレイしたキャラクターカードやアイテムカードなどを表向きで置きます。ここが、ゲームの中心的なゾーンです。
  5. インクウェル
    ここに裏向きでインクカードを配置します。

ゲームの流れ

ディズニーロルカナTCGは、プレイヤーが交互にターンを進め、ロアを集めて勝利を目指すカードゲームです。各ターンは、大きく「開始フェーズ」と「メインフェーズ」の2つのフェーズに分かれており、それぞれに細かなステップがあります。

開始フェーズ

このフェーズでは、ターンの準備を行い、プレイヤーの手札や場の状態を整えます。開始フェーズは以下のステップで構成されています。

  1. READY ステップ:
    前のターンで「エクサート」(傾けられた)されたカードを「レディ」(元の位置に戻す)します。これにより、そのカードは再び使用可能な状態になります。
  2. SET ステップ:
    ターンの開始時に発動する特定の効果がある場合、このステップでそれらを解決します。例えば、特定の条件下でトリガーされる能力や自動的に発動する効果がここで適用されます。
  3. DRAW ステップ:
    デッキから1枚カードを引いて手札に加えます。ただし、ゲームの最初のターンを行うプレイヤーは、このステップでカードを引きません。

メインフェーズ

メインフェーズでは、プレイヤーがカードをプレイし、さまざまなアクションを実行できます。各アクションは任意の順序で何度でも行えますが、「インクウェルにカードを追加」だけはターン中に1度だけ可能です。

  • インクウェルにカードを追加
    ターン中に1度だけ、手札から1枚のカードを選んで裏向きにし、インクウェルに追加可能です。
  • カードをプレイ
    プレイヤーはインクウェルのリソースを使用して、手札からキャラクター、アイテム、アクション、またはロケーションカードを場に出すことができます。カードのプレイには、それぞれのカードに記載されたインクコストを支払う必要があります。
  • キャラクター能力の使用
    プレイヤーは、エクサートを必要としないキャラクターの能力を使用できます。これにより、キャラクターの特殊効果を活かしてゲームの状況を有利に進めることが可能です。
  • アイテム能力の使用
    場に出ているアイテムカードの能力を発動することができます。アイテムの効果は、キャラクターのサポートや場の状況をコントロールするのに役立ちます。
  • ロケーション能力の使用
    プレイヤーは、場に出ているロケーションカードの能力を使用することができます。ロケーション能力は、特定の条件下で発動し、ゲームプレイに戦略的な変化をもたらします。
  • キャラクターのアクション:
    メインフェーズの開始前から場に出ているキャラクターは、以下のアクションを行うことができます。
    • クエスト
      キャラクターを「エクサート」してクエストに参加させ、ロアを獲得します。
    • チャレンジ
      相手の「エクサート」されたキャラクターやロケーションに対して攻撃を仕掛け、戦闘を行います。勝利すれば相手のキャラクターやロケーションをバニッシュさせることができます。
    • エクサートを必要とする能力の使用
      キャラクターを「エクサート」して、そのキャラクターの持つ特定の能力を発動します。

レディカードとエクサートカードとは?
ゲームのルールやカード効果の中には、場に出ているカードを「エクサート」する必要があるものがあります。カードを「エクサート」するには、そのカードを横向きに回転させます。エクサートされたカードは、再び「レディ」状態になるまでエクサートすることはできません。

  • エクサート (Exert)
    カードをエクサートするとは、特定のアクション(クエスト、チャレンジ、または特殊能力の使用など)を行うためにカードを横向きにすることです。エクサートされたカードは、次のターンの開始時まで再びエクサートすることはできません。
  • レディ (Ready)
    カードをレディ状態にするには、横向きになったカードを元の縦向きに戻します。これはゲームのルールやカード効果によって行われることがあり、特に各ターンの開始時に行われます。プレイヤーはターンの始めにすべてのエクサートされたカードをレディに戻すことを忘れないようにしましょう。

ゲームの終了

最初に20ポイント以上のロアを獲得したプレイヤーが勝者となります。一方、デッキのカードが尽きてしまった場合、次にカードを引かなければならないタイミングで引けないと、そのプレイヤーは敗北となります。このように、ロアの獲得とデッキの管理が、ゲームの勝敗を決定する重要な要素です。

細かなルールについて

インクウェル

インクウェルは、インクカードを裏向きに置く場所で、プレイヤーがカードをプレイするためのコストを支払うリソースとなります。プレイヤーはターンごとに1枚、手札からインクウェルアイコンが表示されたカードを追加できます。インクが増えるほど、プレイヤーはより多くのアクションを取ることが可能になります。

インクウェルにカードを追加する際は、そのカードを相手に見せてから裏向きにインクウェルに置きます。一度置かれたカードは、内容に関わらず1つのインクとして扱われ、ゲームが終了するまでそのままインクとして機能します。そのため、インクにするカードは慎重に選ぶ必要があります。

カードのプレイ

カードをプレイするとは、手札からカードを取り出し、表向きにテーブルに置くことです。カードの左上にはインクコストが六角形で記されています。カードをプレイするには、インクウェルのカードをそのコスト分「エクサート」(横向きにする)する必要があります。

  • キャラクターカード:
    キャラクターカードをプレイしたときは、テーブル上のインクウェルの上部に置きます。キャラクターは「レディ」状態で場に出ますが、そのターンは行動できません。次のターンまで「インクが乾くのを待つ」必要があります。
  • アイテムカードとロケーションカード
    これらのカードは、キャラクターカードと同様にインクウェルの上に置きますが、プレイしたそのターンからすぐに使用できます。
  • アクションカード
    アクションカードをプレイすると、カードに記載された指示に従ってアクションを実行します。その後、カードは表向きにして捨て札置き場に置きます。
  • ソングカード
    ソングカードは、アクションカードの一種で、特定のコスト以上のキャラクターがいれば、そのキャラクターをエクサートすることでインクを消費せずにプレイできます。ただし、ソングを歌わせたキャラクターは、そのターンに他の行動を取ることはできません。また、キャラクターが場に出たターンにはソングを歌うことができないため、タイミングを見極めて使う必要があります。

シフト

シフト能力を持つフラッドボーンキャラクターは、同じ名前のキャラクター(バージョンが違ってもOK)が場に出ている場合にその能力を使用してプレイすることができます。シフトを行うには、通常のインクコストの代わりにシフトコストを支払い、元のキャラクターカードの上に新しいカードを重ねます。

シフト能力によって通常よりも軽いコストでプレイ可

シフトされたキャラクターは、それ自体のルールに従いますが、元のカードに残っていたダメージや効果は引き継ぎます。もし元のキャラクターがエクサートされていた場合、シフトされたキャラクターもエクサートされた状態になります。しかし、元のキャラクターがチャレンジ、クエスト、または能力を使用できる状態だった場合、シフトされたキャラクターもプレイされた直後からこれらのアクションを実行することが可能です。シフトされたキャラクターが場を離れると、そのキャラクターのスタックにあるすべてのカードが一緒に場を離れます。

クエスト

キャラクターをクエストに参加させるには、そのキャラクターを「エクサート」します。ただし、キャラクターはプレイしたターンにはクエストに参加できません。クエストを行うことで、キャラクターのロア値に応じた量のロアを獲得します。

チャレンジとダメージ

クエストで勝利を目指す一方で、時には相手の進行を遅らせる必要があります。ここで「チャレンジ」が役立ちます。チャレンジを行うには、まず自分のキャラクターをエクサートし、そのキャラクターをチャレンジに送り出します。次に、相手のエクサートされているキャラクターを選んでチャレンジを行います。なお、レディ状態のキャラクターにはチャレンジを行うことはできません。

チャレンジに参加する両方のキャラクターは、お互いにダメージを与え合います。それぞれのキャラクターの「攻撃力 (Strength)」を確認し、その数値分のダメージカウンターを相手のキャラクターに置きます。これにより、相手のキャラクターを弱体化させたり、場から除去することが可能です。

キャラクターに置かれたダメージカウンターが、そのキャラクターの「耐久力 (Willpower)」に達するか、それを超えると、そのキャラクターはバニッシュされます。バニッシュされたキャラクターはゲームから除外され、カードはそのプレイヤーの捨て札置き場に置かれます。

このケースの場合
・お互いに「攻撃力 (Strength)」値の3ダメージを与えます。
・PATCHは耐久力が1残るので、場に残ります。
(ダメージカウンターはそのまま)
・MAGIC BROOMは耐久値が0になり、バニッシュされて捨て札置き場に置かれます。

ダメージの移動

『Into the Inklands』セットでは、特定のキャラクターやロケーションから別のキャラクターやロケーションにダメージカウンターを移動させる能力が新たに追加されています。このダメージ移動は、ダメージを「与える」または「受ける」とはみなされず、ダメージの量を変更する効果も適用されません。

ロケーション能力と移動

ロケーションカードには、特定のキャラクターがそのロケーションにいることで恩恵を受けられる能力が備わっていることが多いです。これらのロケーション能力は、ロケーションカードが場に出たそのターンからすぐに使用できます。ロケーションの効果を活用することで、キャラクターの強化やゲームの進行を有利に進めることが可能です。

プレイヤーのターン中、キャラクターを特定のロケーションに移動させることができます。そのためには、そのロケーションの移動コストを支払う必要があります。キャラクターは、プレイヤー自身のロケーションにのみ移動可能です。

キャラクターとロケーションが同じターンにプレイされた場合でも移動可能です。また、移動するキャラクターがエクサート状態かレディ状態かは関係ありません。同時に1つのロケーションに存在できるキャラクターの数に制限はありません。

一度ロケーションに移動したキャラクターは、別のロケーションに移動するか、ゲーム上の特定の効果が発動しない限り、その場から移動することはできません。別のロケーションに移動する際には、新しいロケーションの移動コストを支払う必要があります。

ロケーションへのチャレンジとダメージ

対戦相手のターン中、相手のキャラクターはエクサートされたキャラクターに対するのと同様に、ロケーションにもチャレンジを行うことができます。キャラクターの「チャレンジャー」能力は、ロケーションへのチャレンジにも適用されます。ロケーションがチャレンジされると、チャレンジを仕掛けたキャラクターの「攻撃力 (Strength)」と同じ量のダメージをロケーションが受けます。ただし、ロケーションはチャレンジにおいて相手にダメージを与えることはありません。

ロケーションは一部のアクションや能力からもダメージを受けることがありますが、そのアクションや能力のテキストにロケーションを対象にできる旨が明記されている場合のみダメージを受けます。

ロケーションに置かれたダメージが、その「耐久力 (Willpower)」に達するか、それを超えると、そのロケーションはバニッシュされ、カードは捨て札置き場に置かれます。ロケーションがバニッシュされた場合、そこにいたキャラクターたちは単に元の状態に戻り、ロケーションにいない状態になるだけで、キャラクター自身には影響はありません。

「チャレンジャー(Challenger)」能力は、キャラクターがチャレンジを行うときに、攻撃力(Strength)に追加の強化を得る能力です。この強化は、「チャレンジャー+X」と表記され、チャレンジ中にそのキャラクターのストレングスに「X」の数値分が追加されます。

ロケーションでのロア獲得

ターンの開始時、プレイヤーは場に出ている各ロケーションのロア値に等しい量のロアを獲得します。この方法でのロア獲得はキャラクターのクエストとは異なります。ロケーションは、存在するだけでターンの開始時に自動的にロアを集める役割を果たします。これにより、キャラクター以外の手段でもロアを効率的に集めることができ、ゲームの進行において非常に重要な役割を持ちます。

能力の使用

多くのアイテムやキャラクターには、プレイヤーのターン中に使用できる能力があります(これらの能力はプレイヤーのターン中にのみ使用可能です)。通常、これらの能力は場に出ている他のカードに影響を与えます。プレイヤーのデッキ、捨て札、手札、インクウェルにあるカードは「場に出ている」とはみなされないため、これらのカードに影響を与えることはありません。ただし、特定のカードに明記されている場合を除きます。

カードの能力を使用するためには、コストを支払う必要があります。コストは効果の前に記載され、エクサートコストやインクコスト、またはそれらの組み合わせが含まれることがあります。全てのコストを支払って初めて能力を使用できます。なお、そのターンにプレイしたキャラクターの能力は使用できません。

例: HEART OF TE FITIの能力「Create Life」

HEART OF TE FITIカードには、「Create Life」という能力があります。この能力を使用するには、カードをエクサートし、さらに2つのインクコストを支払う(インクウェルのカードを2枚エクサートする)必要があります。HEART OF TE FITIカードはアイテムカードであるため、プレイしたそのターンからこの能力を使用することが可能です。

マルチプレイヤーゲーム

ディズニーロルカナTCGは、基本的に2人用の楽しいカードゲームですが、3人以上でも遊ぶことが可能です。ルールは基本的に同じで、各プレイヤーのターンが終了したら、左隣のプレイヤーにターンが移ります。

また、複数のプレイヤーが同時に何かを行う必要がある能力が使用された場合、まずそのターンのプレイヤーから始め、時計回りに順番に各プレイヤーが行動を取ります。この進行方法を守ることで、マルチプレイヤーゲームでもスムーズにゲームを進めることができるよう設計されています。

おわりに

ディズニーロルカナTCGは、ディズニーの魔法の世界をカードゲームとして楽しめる魅力的な作品です。魔法使い「イルミニア」として、さまざまなキャラクターやアイテムを駆使して戦略を練り、ロルカナの世界を旅する冒険が待っています。本記事が、ディズニーロルカナTCGの理解を深める助けとなれば幸いです。

なお、本記事の内容は、現時点での情報をもとに作成していますが、公式ルールの更新や日本語版の正式な展開により、記載されている用語やルールが変更される可能性があります。最新の情報については、公式サイト公式発表をご確認ください。新たな情報が公開され次第、この記事も随時更新してまいりますので、引き続きご注目いただければと思います。

あなたもぜひ、魔法のインクを手に取り、ディズニーの世界で新しい冒険を始めてみてください!

日本語版が発売された際には、筆者が運営するカードショップでも取り扱う予定です。ぜひご利用ください。

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